『東京大学の、講義録のPDFを参考に、解説致します!』
かなり前になりますが、「マンション」の様な「鉄筋コンクリート」の
「耐震建築」が地震に強い理由を、「梁に入るヒビ」から見て解説している、
東京大学の「講義録」を見ました。
「鉄筋コンクリート」の建物の多くは、「梁」と「柱」から出来ています!
丁度、ローマ字のHの字の、縦の棒が「柱」で、横の棒が「梁」だと思って
下さい。
この横の棒こそが、鉄筋コンクリートの建物で、重要な「梁」なのです。
そして、この「梁」のコンクリートに、大きなヒビが入っても、建物は、
倒れない様に、設計されて居るのです!
建物の重要な構造体である「梁」に、地震で大きなヒビが入ったら、
すぐに建物は、倒壊しそうですが、これが、意外に大丈夫なのです。
もちろん、これは、コンクリートの中に、正しく規定量の「鉄筋」が、入っ
て居る場合の事です。
「コンクリート」は、「圧縮する力に強い」です。そして、「鉄筋」は、
「引っ張る力に強い」です。
この事が、大地震で、「梁」に大きなヒビが、いくつも入っても、
「鉄筋コンクリート」の建物が、ボロボロになりながらも、倒壊しない
秘密なのです。
…これを、力学的に説明すると、ヒビが入ってバラバラになった、
「コンクリート」と、それを、つなぐ「鉄筋」が、鉄橋などに使われる
「トラス構造」に似た、力の釣り合いをするからだと、東京大学の講義録
には、書かれて居ました。
頭の良い、「東京大学」が言う事なら、そうなのかも知れませんね!
何れにしても、ちょっとした「コンクリートのヒビ」で、病的に騒ぐ、
「施主」や「怪しげな建築技術者」の話は、聞き流すのが、一番と言う事
です。
「鉄筋コンクリート」の建物は、大地震の時でも、自らは、「ボロボロ」
になりながら、私達を護ってくれるのです!
今日から、もう少し、「建物」を敬いましょう!
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