『コロナ禍後、外国人観光客が戻ってきた』
盛んに日本政府が宣伝しています。
外国人観光客は、日本に魅力があるからやって来るというよりも、「円安で安い日本だから」という理由で訪日しています。
1ドル140円です。
日本の経済力が落ち、日本に信頼がないために、円が売られて安くなっています。
25年ほど前、私は海外旅行によく行っていました。
その時は、1ドル 100円前後でした。
まだ日本円が強い時代でした。
コロナ禍後、日本に来る外国人観光客の中には、マナーが悪く、観光地では景観を乱される状況に陥っています。
土産物店に入っても、買わずに見るだけのウィンドウショッピングだったり、飲食店に4人で入って、一人前の料理だけ注文したり、あるいは、飲食店に自前の飲料と食べ物を持って入って飲食したりと、ひどい状況です。
これらの様子を見た欧米の外国人観光客が驚き、日本というところは民度が低いのかと思っています。
一方でアホな日本政府は、外国人観光客の数ばかり気にしています。
日本を観光立国にして観光業で稼ごうと考えているようですが、稼げていません。
安い日本で、お金を使わないで旅行しようと考える外国人観光客が多いのに、儲かるわけありません。
昔から、政治家や官僚が考えることは、ズレている、と言われてきましたが、現在もズレまくっています。
資源がない日本が稼ぐには、技術力だけが頼りです。
しかし、自動車のEV化に乗り遅れ、スマホやパソコンや家電など、良い製品も作れず、売れず、工業分野が壊滅状況です。
そこで、観光業で手っ取り早く稼ごうと思っている日本政府ですが、やっすいニッポンへ来るお客様も、安いものを求めて来るので、日本が儲かるわけないです。
日本の観光地では、お金を使わず、大声を出したりするマナーの悪い外国人観光客であふれ、ついに日本人観光客が敬遠して行かなくなりました。
日本人観光客の方が、美味しいものを食べにやって来て、お土産を買って帰る、良いお客様だと思いますが。
私は奈良の出身で、小さい頃、奈良の街でよく見た光景ですが、年中、欧米からの観光客がいて、春と秋には、修学旅行生と日本人観光客がどっと来ていました。
欧米の観光客や、修学旅行生は、たいてい、買ったお土産品を手に持っていました。
人が多い通りでは、土産物を持っている人が観光客で、土産物を持っていない人は地元の人だと、見た目で区別がつきました。
お寺と神社がメインの、歴史ある静かな街です。
観光客がどんなに多くても、地元の者にとって弊害など、一切ありませんでした。
日本人は、静かに旅行しますよね。
日本の政府・官僚がやる少子化や増税の政策もめちゃくちゃですから、日本は破綻へまっしぐらの気がしてきました。
会見で話す時、時折うっすらと笑みを浮かべる首相は、不気味です。
日本が崖っぷちにいるのに、日本のトップが、何故、薄笑いするのか。
それはまるで、増税や収入が減って苦しむ日本人を、ざまーみろと見下しているように見えます。