和田真希「野分けのあとに」
図書館で、パッと目に入った小説。
最初は丹沢山地で農業を営む夫婦の日常が淡々と描かれてます。
このままのテンションで続くのは、私は農業好きだし興味あるからいいけど、それ以外の人にはキツイのでは?と思いながら読んでいたら、夫婦の、奥さんの方の結構しんどい過去が語られていき・・
うわー、なんかわかる!それに、そこからこの土地へ導かれていく感じもいい。
家族の中で付いてしまった傷が、新しい家族の中で浄化されていく感じがいい。それも綺麗事ではなく、傷ついた自分がまだまだ残っていて、自覚してる傷と無自覚の傷から引き起こされる出来事も、日々の暮らしの中で癒されていく様子が素晴らしい。
同居人の、ようちゃん、の描き方も、なかなか身につまされる感じ。
私が一番感情移入できたのは、主人公の絵梨ちゃんのお姉ちゃん、かなぁ。
親の期待を背負って、心の中パンパンに色んなもの抱えて物凄く頑張ってて。そんな姉に劣等感抱いて壊れてくのが絵梨ちゃんなんだけど。
でも私はお姉ちゃん、読んでて辛かったし応援したかったなぁ。
私も妹に結構つらくあたったことあったかも。
精神丈夫な妹でよかった。あ、うちはここのお家と違って、妹の方を猫がわいがりしてたのと、途中でさらに弟が生まれたことで、妙な連帯感が姉妹間で結ばれたからか。お陰で大人になった今はメチャ仲良しです。
色々考えさせられて、何度も涙ぐみ、最後は号泣してしまった一冊。
農業脳内体験本としても優秀。あと、旬の野菜の調理法なんかもすごーく参考になる。
買っちゃおうかなぁ、ってくらいの本!
満足度150
図書館で、パッと目に入った小説。
最初は丹沢山地で農業を営む夫婦の日常が淡々と描かれてます。
このままのテンションで続くのは、私は農業好きだし興味あるからいいけど、それ以外の人にはキツイのでは?と思いながら読んでいたら、夫婦の、奥さんの方の結構しんどい過去が語られていき・・
うわー、なんかわかる!それに、そこからこの土地へ導かれていく感じもいい。
家族の中で付いてしまった傷が、新しい家族の中で浄化されていく感じがいい。それも綺麗事ではなく、傷ついた自分がまだまだ残っていて、自覚してる傷と無自覚の傷から引き起こされる出来事も、日々の暮らしの中で癒されていく様子が素晴らしい。
同居人の、ようちゃん、の描き方も、なかなか身につまされる感じ。
私が一番感情移入できたのは、主人公の絵梨ちゃんのお姉ちゃん、かなぁ。
親の期待を背負って、心の中パンパンに色んなもの抱えて物凄く頑張ってて。そんな姉に劣等感抱いて壊れてくのが絵梨ちゃんなんだけど。
でも私はお姉ちゃん、読んでて辛かったし応援したかったなぁ。
私も妹に結構つらくあたったことあったかも。
精神丈夫な妹でよかった。あ、うちはここのお家と違って、妹の方を猫がわいがりしてたのと、途中でさらに弟が生まれたことで、妙な連帯感が姉妹間で結ばれたからか。お陰で大人になった今はメチャ仲良しです。
色々考えさせられて、何度も涙ぐみ、最後は号泣してしまった一冊。
農業脳内体験本としても優秀。あと、旬の野菜の調理法なんかもすごーく参考になる。
買っちゃおうかなぁ、ってくらいの本!
満足度150
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