田口佳史「なぜ今、世界のビジネスリーダーは東洋思想を学ぶのか」
読了。
内容は、
今の世の中のパラダイムは変化の時を迎えている。
西洋思想オンリーに傾いていた近代から、内側を見る東洋思想にシフトしつつある。
世の中はサイクルで動いているが、今、経済の30〜50年の周期と、文明の150年〜200年の周期が同時発生の大転換期を迎えている。その中にあって、東洋思想がポイントになるのではないか、ということをいろんな例を挙げて書いてある本。
「概念」というのは時代で変わるし、それにより人々の考える「価値」も変わる。今は18世紀から続く近代西洋思想が揺らぎ始めている。中世、ヨーロッパはキリスト教会の力が強すぎて理不尽な事も全て「神の思し召し」で押し切られてきた。その後、思し召しではなく、客観性がとても求められる時代になり、機械的数字論が正義みたいになっていた。
日本は明治維新が革命だったが、その機械的数字論を輸入したようなものだったのか?だが今また「思考の源泉」が変わろうとしている。
今は「人間的生命論」へ。命を喜ばせる事、楽しむ事で生まれるイノベーションが盛んになってくる。
※※※※※※※※※※※
ここまで読んで、
今流行っている「宇宙理論」と被るな、と。まあつまり、パラダイムが変わってきているから、なんだけど。宇宙理論をたまたま1年半前くらいから見聞きして、いろんな方のブログを読んだりしているので、言いたい事はよくわかる。とにかく、命を喜ばせる事、ワクワクすることに意識を向けることが大事なのだよ。
ちょっと読んだ、脳心理学とも繋がっているな、と。
とにかく、ワクワクすることに意識を向け実行し、今、ここ、を味わい尽くすことが大切。
そして、「見えるもの信奉」が変わりつつある、と。「見えない世界」が重要度を増していて、そこからイノベーションが生まれている、と。つまり「○○道」と言われるようなものに通じるんだよ、と書いてある。幸せそうにみえることより、本人が幸せと感じることがだよ、と。
万物はひとつ。個々ではない。
時も、線ではなく円。環状なんです。そして皆繋がっているというか溶け込んでいる。一人一人が海の中の一滴のような。水は蒸発してもまた液体となって海に戻ってくる、みたいなイメージが浮かぶ。
話、超逸れるけど、こういう世界観を歌っているのが米津玄師なんだよね。
目には見えないものの大事はさまざまな曲に書かれてるけど、
「ゴーゴー幽霊船」や「フローライト」なんておススメ。
宇宙理論については映画「海獣の子供」見るとよくわかるし、その主題歌「海の幽霊」はそういった世界観を歌ってますよ。
で、本書は最後に近江商人の
「三方よし」についても触れていて。ヒットした小説、みをつくし料理帖も三方よしがテーマだったことを思うと、日本人には馴染みやすいんだろうな。
そういう日本人の性質を活かせる時代がくるんだな!と。
前回読んだ落合さんの本にはその方法が具体的に書いてあり、かなり面白くてオススメでした。
こちらは、精神性についての内容が多く、時代小説好きの人なら、好きな性質の時代がやってきそうだな、と感じてワクワクするかもしれません。
読了。
内容は、
今の世の中のパラダイムは変化の時を迎えている。
西洋思想オンリーに傾いていた近代から、内側を見る東洋思想にシフトしつつある。
世の中はサイクルで動いているが、今、経済の30〜50年の周期と、文明の150年〜200年の周期が同時発生の大転換期を迎えている。その中にあって、東洋思想がポイントになるのではないか、ということをいろんな例を挙げて書いてある本。
「概念」というのは時代で変わるし、それにより人々の考える「価値」も変わる。今は18世紀から続く近代西洋思想が揺らぎ始めている。中世、ヨーロッパはキリスト教会の力が強すぎて理不尽な事も全て「神の思し召し」で押し切られてきた。その後、思し召しではなく、客観性がとても求められる時代になり、機械的数字論が正義みたいになっていた。
日本は明治維新が革命だったが、その機械的数字論を輸入したようなものだったのか?だが今また「思考の源泉」が変わろうとしている。
今は「人間的生命論」へ。命を喜ばせる事、楽しむ事で生まれるイノベーションが盛んになってくる。
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ここまで読んで、
今流行っている「宇宙理論」と被るな、と。まあつまり、パラダイムが変わってきているから、なんだけど。宇宙理論をたまたま1年半前くらいから見聞きして、いろんな方のブログを読んだりしているので、言いたい事はよくわかる。とにかく、命を喜ばせる事、ワクワクすることに意識を向けることが大事なのだよ。
ちょっと読んだ、脳心理学とも繋がっているな、と。
とにかく、ワクワクすることに意識を向け実行し、今、ここ、を味わい尽くすことが大切。
そして、「見えるもの信奉」が変わりつつある、と。「見えない世界」が重要度を増していて、そこからイノベーションが生まれている、と。つまり「○○道」と言われるようなものに通じるんだよ、と書いてある。幸せそうにみえることより、本人が幸せと感じることがだよ、と。
万物はひとつ。個々ではない。
時も、線ではなく円。環状なんです。そして皆繋がっているというか溶け込んでいる。一人一人が海の中の一滴のような。水は蒸発してもまた液体となって海に戻ってくる、みたいなイメージが浮かぶ。
話、超逸れるけど、こういう世界観を歌っているのが米津玄師なんだよね。
目には見えないものの大事はさまざまな曲に書かれてるけど、
「ゴーゴー幽霊船」や「フローライト」なんておススメ。
宇宙理論については映画「海獣の子供」見るとよくわかるし、その主題歌「海の幽霊」はそういった世界観を歌ってますよ。
で、本書は最後に近江商人の
「三方よし」についても触れていて。ヒットした小説、みをつくし料理帖も三方よしがテーマだったことを思うと、日本人には馴染みやすいんだろうな。
そういう日本人の性質を活かせる時代がくるんだな!と。
前回読んだ落合さんの本にはその方法が具体的に書いてあり、かなり面白くてオススメでした。
こちらは、精神性についての内容が多く、時代小説好きの人なら、好きな性質の時代がやってきそうだな、と感じてワクワクするかもしれません。