読む日々

テーマばらばらの読書日記

無花果

2010-10-30 | 雑感
以前、木の実の花を描いた絵本についてここで書いた。
そのとき、「イチジク」は「無花果」と書くくらいだから花はないのかと思ったら、実の中に
花があると知り、秋になったらチェックしてみようと思っていた。

で、今日、スーパーで6個入り200円のおつとめ品を発見したので、早速購入。

確かに!中の赤い棒みたいなものが一つ一つお花のようでした。

でも!さすがおつとめ品、あまりの不味さに「・・・・」って感じでした。

今朝の春

2010-10-28 | 
田 郁「今朝の春」みをつくし料理帖

待っていました、第4弾。会社の方より借りました。

毎回毎回、おいしそうな料理が登場して、作りたい気分になりますが、
今回はそんな事より澪と小松原の恋の行方が気になって気になって・・。

今作は 澪の幼馴染の野江が吉原で太夫になった経緯や
小松原の正体などが明かされていて、いよいよ物語も佳境か、といった雰囲気。

小松原は御膳奉行だった。
身分違いだから、澪は自分の気持ちを抑え込もうと頑張ります。

この気持ちが切ない・・・。
まるで自分の身に起こっているかのように、リアルに感じ取れるのはなぜだろうか
作者の力量でしょうか。

とにかく上手く行って欲しいな。

ラストで

無理に小松原への思慕を断とうとすれば苦しいだけ。自分の一番深いところでこの想いを大事にしよう、と
決意する澪。

なんだかすごーーーーくすごーーーーく判りすぎてしまって、胸がモヤモヤしちゃいました。

次はいつ出るんだろう。

満足度95

陰日向に咲く

2010-10-27 | 
劇団ひとり「陰日向に咲く」

いまさらみたいですが、初読。

びっくりしました。あまりにお上手で。

短編集のようで連作でした。前に出てきた人と関わりのある人が次に出てくる。
一つのお話の中にも意外性もあれば、やっぱりね、な展開もあれば。

そして登場人物というか、その章の主人公が、性別も年齢も背景もバラバラ。
なのに、なにか可笑しいというか物悲しいというか、後ろに流れてる雰囲気が共通してます。

しかし、これだけ違う主人公達を違和感なく書きあげてるとは、凄すぎる。

中でも、ギャンブルに嵌った駅員を描いた「Overrun」のラストは泣けました。
そのラストが最終話の「鳴き砂を歩く犬」のラストにつながっていて、うーーん、すごいなあ。

早く読めばよかった~。

満足度90

香菜里屋を知っていますか

2010-10-26 | 
北森 鴻「香菜里屋を知っていますか」

以前読んだ「螢坂」の続編。

今回は・・・。「謎」がおもしろくなかった。突然の閉店の理由もこじつけっぽい設定だし。
最初からそういった設定で物語が始められていたならゴメンナサイですが、
どうも、後付けのような気がして。

しかもその行動と、工藤のキャラがいまひとつしっくりこないというか。

前作で終わってたらよかったのに、って感じた一冊でした。

でも、続きがあるなら読んでみたいけど。そしたらスッキリするかも。


満足度55

絵本

2010-10-24 | 絵本
「よかったねネッドくん」 チャーリップ さく  やぎた よしこ やく


大爆笑 おもしろすぎ。

びっくりパーティーに招待されてフロリダへ向かうニューヨークのネッドくん。
行く過程であり得ない出来事の連続です。それも、いい事と悪いことが交互におこる。

英語も併記されてて原文も読めますし、日本語訳のテンポが最高です
息子はあまりのおかしさに笑い転げ、さらに自分で声に出して何度も何度も読み返してました。

息子の感想「これ、おもしろーい!いいことと やなことが 順番順番だよねーー!!」


満足度100