読む日々

テーマばらばらの読書日記

ヘリオット先生と動物たちの8つの物語

2017-05-31 | 絵本
「ヘリオット先生と動物たちの8つの物語」ジェイムズ・ヘリオット作 /杉田比呂美 絵/村上由見子 訳



1900年代半ばの、スコットランドの獣医さんが体験したエピソード集から、子供向けへ抜き出したお話をまとめた一冊。

犬、猫、山羊、羊、馬等
それぞれ動物のすごさと人の温かさをしみじみ感じるストーリーばかり。

時に涙したり。

字も大きいし、動物達は可愛いし、善人しかいないし、小学生にかなりオススメな一冊!!

生還(大袈裟)

2017-05-26 | 雑感
2週間前、いつもの定期検診のため婦人科へ。そこで、なんと!
筋腫の中身が筋腫っぽくないかも、肉腫かも、ここでは撮れないから、MRI置いてるところで検査してきて、と担当医より告げられる。

ふーん、と思い会社へ。ネットで調べると、なんと、早期でも5年生存率50%、ものすごく予後悪すぎ、かかったら終わり、とかオソロシイ事ばかり書いてあるΣ(゚Д゚)

何にしろ検査するしかない!と翌週検査へ。ところが!私には金属アレルギーがあり、造影剤が入れられないと判明。とりあえず造影剤なしで撮るけど、結果がキチンと出ない場合もあるよ、と通告

こりゃあもう、怖いから結果わからなくても摘出してもらう、と肚をくくる。けど息子の成人式まで生きられるのか、今年高校受験なのに母親が入院手術の期間だけの不在ならまだしも、抗癌剤治療となったらもしかして日々ヘロヘロだったり、そうしたら息子の心は大丈夫なのか?施設に入っている姑のお金の管理は誰がするのか?金銭感覚ゼロの夫に家計管理は任せられるのか?!とか、ぐるぐる考えてしまう。

実家の両親も、来月旅行の予定だけど結果が出るまで行くことに決められない、結果聞く日はついていこうか?とまもなく50に手が届こうかという娘を完全子供扱い。

姉ちゃんはそのあたりは大丈夫だから、と弟に窘められる。

仕事を休むかも?!と、私一人でやっている細々した仕事のマニュアル作成に励むも、細かすぎ、ややっこし過ぎて途方にくれる。

もう、面倒くさいから良性でありますように!と結果を聞きに。

造影剤なしなのに、場所がいいのか画像はバッチリ。

間違いなく筋腫ですね。貧血も問題なし。鉄量も大丈夫。ついでにやった頸がん検査も問題なし。
筋腫もまだまだ切らなくていいよ!と告げられる。

あ〜、ほっとした。
腫瘍に糖分がダメと聞き、炭水化物なし、砂糖なし、の生活を頑張った2週間。こっそり一人でお祝いに、ずっと我慢してたパンを食べた。

けれど来月は人間ドック。明日からまた糖分控えよう。

とっても頑張る気になれずお休みしていたフットサル、来週こそ行くぞ〜!!

両親もホッとしたそうな。母も母で、息子を預かり、遠いけど送り迎えして学校通わせなきゃか?とかいろいろ考えていたらしい。ありがたいね。

まあ、要経過観察なので、半年毎だった受診が3ヶ月毎に縮まったけど、サボらずにきちんと診てもらおう。

ということで、大袈裟だけど個人的には立派な生還劇でした。

健康でいられるという有り難さ。そして普通の生活は当たり前たはない、という事、毎日悔いのない生き方をしておけばよかったよ、等、考えさせられた2週間でした。

スッキリ!

2017-05-26 | テレビ
情報番組「スッキリ!」に
しょうこおねえさんがVTRにて登場。実家に帰る企画。最近結婚式等で見られる、子役による家族の思い出劇みたいなの。




しょうこおねえさんのエトワールは、いつきいても惚れ惚れするなぁ。

メーメーちゃんの佇まいに、ずっと大事にされてた感が感じられてじーん。

いい企画でした!

そして生では だいすけお兄さんが!!ここはぜひ、しょうこおねえさんと歌ってほしかったなぁ(’-’*)♪

午後休で一旦帰宅して観れました♪帰ったらまた観るぞ。

ベトナムの風に吹かれて

2017-05-24 | 映画・ドラマ
映画「ベトナムの風に吹かれて」


松坂慶子主演の映画をテレビで。

原作者は小松みゆきさんという、魚沼だか出身の方のエッセイ。
なので、実話がベース。
そのエッセイ、前に新潟日報で連載していて、毎回ではないけど読んでいて密かにベトナムに行ってみたいと憧れたりした。

なので、ベトナムの風景みられる!という事で映画館行きたかったけど、その頃忙しくて行けなかったのでテレビ放映は嬉しかった。

認知症で娘に連れられベトナムに移り住むおばあちゃん役の草村礼子さんは、ネットで見たら、お父様が新潟の松之山出身だそうで、DNAのなせる技なのか、新潟弁がお上手だった。

便所行きてぇ!!の、て、と ぇ、の微妙な長さとか。新潟人みたいだな、と。
中越と下越は方言違うのでまあ、私も正確にわかるわけではないけれど。


松坂慶子さんは、年齢を重ねてなんだか益々綺麗になったなぁ。もともと好きな女優さん。ベトナムで暮らす日本語教師役を熱演されてた。原付バイクは本当に運転していたのかな。

ハノイの風景も出てくる人たちも素敵だった。道路わたるの怖そうだけど(笑)
昔の同級生?役の奥田瑛二とのロマンスは、うまくいくと良かったなぁ。

日本から、戦争の時の祖父の現地妻を訪ねてきた若い女の子のエピソード、よかったなぁ。

お母さんの認知症が進んだ後の生活は大変そうだった。

物語自体にオチのような物はなかったけど、なんだか爽やかな映画だった。

本物のお母さんは2014年に亡くなられているとのこと。

海外暮らし、してみたいなぁ。


海の見える理髪店

2017-05-22 | 小説・現代
荻原浩「海の見える理髪店」





かなり前に予約していて、相当な人気だったようで、すっかり忘れたころに「ご用意できました」メールが図書館より届いた。わーい。



家族がテーマの6編。


・海の見える理髪店  誤って人を殺し、服役前に離婚した父が開いた理髪店へ、素性を隠し訪れた主人公。世間話で父の人生を知り、父はツムジで息子と知る。

・いつか来た道    毒母と絶縁した娘。弟から連絡があり16年ぶりに実家へ。認知症になった母の知らなかった一面を知る。

・遠くから来た手紙  夫に腹を立て実家へ。昔自分が夫からもらった手紙を読んだ妻。

・空は今日もスカイ  離婚し父を亡くし母の実家で虐げられ、海を見にひとりで旅立った少女の一日。

・時のない時計    父の形見の時計の修理を依頼した時計屋で店主と話しながら浮かぶ過去の日々。

・成人式       事故で亡くなった娘の成人式を体験することで娘の不在を乗り越えようとする夫婦。



一番泣けたのは表題作だけど、家族愛がテーマの本はとにかく泣ける。
重松さんとはまた違った切なさ。

空は今日もスカイ、が、今一つ救いがないように感じた。


満足度80


老眼が進み、読書が切なくなってきた今日この頃・・・。