読む日々

テーマばらばらの読書日記

キサキの大仏

2013-11-30 | 
奥山景布子「キサキの大仏」

聖武天皇の皇后、光明子(藤原安宿媛)が主人公。言わずと知れた、奈良の大仏建立までの生涯。

あまりに昔で、いくらでも肉付けできそう。このご夫妻がお互いを思いあう様子が窺えるお話でした。

この世の難を我が責任と思い詰める天皇と、その天皇を絶対の愛で励ます皇后。そして、御仏の力で国を安泰に、と仏像造りに精を出す。

まあ、後の世に遺る大仏の存在は素晴らしいかもですね。が、当時使役に出させられた国民は大変だったことでしょう。
何ヵ月か前に大仏建立がテーマの本、読んだよね…覚えてないや(ToT)←記憶をたどり、「大仏開眼」とかいうお話だった記憶と、登場人物に若芽わかめ、って名前の女性が出てきた記憶が・・それぞれ別な本なのかもだけど、このブログ内で検索掛けても出てきません・・・いつ読んだんだ??

満足度70

昔の天皇皇后の夫婦愛より、今日お誕生日だった宮さまの記者会見での仲睦まじいご夫妻のご様子にキュンとしちゃいました(*^^*)

県内ウロウロ

2013-11-24 | 雑感
息子と、私の友人とでおでかけ

柏崎市

冬、間近・・・


息子、私に似たのか山好きで。
「きれい!!空気がいい匂い!!!住みたい~!!!!」と。

夜は阿賀野市の「チェンマイ」というタイ料理店。というか居酒屋。車なので、お酒はなし。

やきそばみたいなの。ものすごく美味しかった。


レッドカレー。辛さはほどほどだけど、ココナツの風味がかなり強かった。

あと、海産物のカレー炒めも食べました。みんな美味しいし本格的な味で、お料理作ってるタイ人女性がとっても親切。
また行きたいな。



お腹一杯で動けない・・・。

記念日

2013-11-23 | 雑感
今日は、アルビレックス新潟がJ1昇格決めた日からピッタリ10年の記念日。

そしてその日と同じ仙台戦・ホームという揃いっぷり。
10年前は大宮戦だったそうです、失礼しました


で、あの時と同じ4万人を!!とのスローガンで、結構結集かかってる感がありました。

うちはエスコートキッズに外れ、ハイタッチ。
新しいシューズを買い、早速履いていきました


これが安くてね・・・

気に入ってくれて助かったです。

スタジアムではこんなのもらった


そして見事勝利でした。やったね
ほんと、何かもってるチームだわ・・・。

久々にマック

クリスマスツリーになるケース入りでした。

水のかたち

2013-11-22 | 
宮本輝「水のかたち」上下



かなり久々の宮本輝。
やっぱりオモシロイ。

50歳の主婦・志乃子が主人公。

近所のかささぎ堂という、カレー屋さんのおばさんから、亡くなった旦那さんが集めてたガラクタまがいの骨董品から好きなのどうぞ、と言われもらった茶碗と小引き出しから始まるわらしべ長者みたいな物語。

わらしべ・・と言ってもただお金儲けする、とかそういうのではなく、そこからきっかけに人生が動き出すって感じ。
出て来る人殆どがいい人で、ある意味安心して読めた。

茶碗が3000万で売れたり、ひょんなことから骨董品販売もする喫茶店を経営することになったり。
でもとにかく出て来る人、関わる人がみんな主人公に好意的。

周囲も
未婚の姉が居酒屋経営を始めたり、懇意の56歳男やもめが、26歳の女性とできちゃった結婚したり。ほんと色々。

50歳にもなると、その人自身の人柄とか来し方とか、そういう物が大事なんだよね。と改めて感じさせられた本でした。

それにしても男性の作者なのに、女性の描き方がとてもお上手です。
満足度200

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花のさくら通り

2013-11-18 | 
荻原浩「花のさくら通り」

広告制作会社が、資金繰り悪化のため、シャッター通りに近づいてる商店街の団子屋二階に移転。
そこから始まる、商店街再生プロジェクト。

広告制作会社社員、バツイチで、団子屋三階に住む羽目になる杉山が主役なのかな。

あとは団子屋の若旦那、守、
名刹の跡継ぎだけどパンクが好きな光照、その彼女で牧師の娘、初音あたりが準主役か?

人の本質をググッと抉るかのような人物描写がすごい。

かなりはいりこめる本です。

杉山と、別れた妻の元にいる娘との葉書でのやりとりにジーン。

最後は威張りんぼうの年寄り達に勝てて、その過程で商店街も人も成長できてます。

かなりお勧め。
シリーズものの三作目らしいのは残念( ´△`)
前二作、どーしようかな。

満足度100