読む日々

テーマばらばらの読書日記

カーネーション

2017-08-23 | 絵本
「カーネーション」いとうみく作 酒井駒子絵



いつも読ませて頂いているブログにて紹介されていた本。読みたい!!とAmazonにて購入。先に数冊借りていたのでやっと読めた。

母に愛されず悩みきった娘が、母を捨てることに決めたとき環境が変わっていく。

産まれた時から娘を愛せなかった母は、自分に母性がないのかと悩むが、次女のことは無条件で愛おしく思える。

愛せないことを悩むが故に、長女に笑顔を見せられない母。

そんな母が大好きで、どうすれば母に愛されるのかずっとずっと考え続けてきた中学生。

だんだん家庭内のいびつさが抑えきれなくなって、娘の感情も限界を超え、そして娘は母を捨てる決意をする。

泣ける一冊。
娘の気持ちも母の気持ちも切ない。父の情けなさもなんだかわかる。

けど、周囲の人に恵まれて、新しい道に向かえる話でよかった。

母性ってなんだろう。子供が生まれたら必ず湧いてくるもの、ではないと思うけど。
育てる内に湧いてくるのでは。

私も産んですぐは、特に愛おしい、というよりは、ホッとした、疲れた、希望の性別じゃなかった、等いろいろ。

自分自身も、妹との親の扱いの差に悶々とした過去もあり。

もしかして二人目を産んだら、この子より可愛く思えてしまうんじゃないか?という怖れみたいなものもあり、結局一人しか産まなかった。
本人は兄弟が欲しかったのかもしれないけど、私の子はこの子しかいない、と思うことでどんな感情も乗り越えていけてる気がするので、よかったのかな。

いろいろ考えさせられる一冊。

クローバーナイト

2017-08-19 | 小説・現代
辻村深月「クローバーナイト」



4人の核家族。1人1人を葉っぱに当てはめると四つ葉のクローバー。その家族を守るナイト=お父さん、が主役の、家族とその周辺を廻る連作短編集。

幼稚園児の、姉と弟、そしてアパレルメーカーを立ち上げた母、公認会計士の父。
大学の同級生同士の夫婦が子育てする中で、保活問題、ママ友問題、お受験問題、子供の成長問題に直面し、解決していくお話。

作者的に、すこし泣けるかしら?と期待して借りてみたけど、ツナグのように泣けるようなお話ではなかった。けれど、子育て中の人には身につまされるテーマかも。

うちは、思春期の息子に手を焼く時期なので、そんな頃もあったわね、と幾分余裕かまして読んでしまった。

満足度80

きらきら眼鏡

2017-08-10 | 小説・現代
森沢明夫「きらきら眼鏡」



優しい気持ちになりたくて、森沢明夫さんの本の中から未読の物を、と選んで借りてきた。

あり得なさげな偶然から知り合った主人公の明海くんと、5歳歳上のあかねさん。

あかねさんには、残された時間が少ない、大好きなの恋人がいて、だけど明海くんは、あかねさんに恋してしまう。

明海くんには、明海くんを想ってくれる1つ歳上の同僚がいて。

なんだかみんながいい人で切ないお話。

あかねさんは、ポリアンナ物語の「よかった探し」のように、何気ないモノゴトの中にきらきら光る物を見つける名人。

けれどそれは恋人、祐二さんの真似でもあったりする。

そんな祐二さんのことも大好きになってしまう明海。

そしてついにその日はやって来て。


ラストは未来へ向かって行けそうな終わりかただった。

たまたま選んだんだけど近々映画の撮影が始まるみたい。明海くん役は新潟出身の男の子だ。
これは観たいけど、全国で上映するのかしら。

満足度90

ジョジョの奇妙な冒険

2017-08-07 | 映画・ドラマ
映画「ジョジョの奇妙な冒険」


観てこれた!


原作未読だけど楽しめた。新しい賢人くんに出会えた感じ♪

一応大まかな作品のあらすじやら人間関係やらは、Wikipediaで調べてから観てみた(笑)

アクションシーン、グロテスクな感じも多々あるので、そういうの苦手な人はダメかな?

ラストは結構ハートフルな感じというかなんと言うか。
原作知らなくてもジーンとできる!



真剣な表情になったとき、右目がスーっと細くなるんだよね、賢人くん。あの目がいい意味で妙に気になる。

出演者もみんな上手だったなぁ。お母さんが観月ありさで、これまたちゃんと親子に見えて。

エンディングの画像はなにを意味しているのか不明。原作ファンの同僚に要確認!


ひつじ

2017-08-07 | 雑感
先日の体験入学の時に、おみやげ物やさんで発見。


十二支揃っていて、ババと私の干支も(同じ)可愛くて欲しかったけど、ここはやっぱり息子と、大好きな芸能人の干支にあわせてひつじだね。

こちらはいぬ年の大好きな芸能人。

変装しててもカッコいい♪