読む日々

テーマばらばらの読書日記

ブリーチ

2012-12-30 | 雑感
美容院へ行くヒマもお金もないけど、あまりのやさぐれ感バリバリの自分の髪にももう限界・・

っと事で、自宅で髪をブリーチしてみました。


4ケ月前にカラーリングしたので、根元が黒くてみっともない&白髪がチラホラ目立ってきた。
色を抜けば白髪は目立たないんじゃないかな??と思って、ドラッグストアにて698で買ってきました。
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息子が、お手伝いという名の邪魔をしてくれる中、なかなか上手い具合に色、落ちました~
あとは明日の朝、出勤前にササっと前髪を自分で切ってみます。で、1ケ月位乗りきるぞ

平清盛

2012-12-30 | 映画・ドラマ
ラスト2回を観終わらないうちに総集編が始まっちゃいました

なんだかね。。。

平家の世って短かったんだなあ、と感じたら虚しくなってきたのと、
清盛の「驕れる平家」っぷりの凄まじさが見ててイタイな、と。

重盛が亡くなってからはどうもイマイチ気持ちが乗らずにいます・・・。

頼朝も、なんだか魅力ないしなあ。
って事で、平家が輝いていたところまでで個人的には終了です。

今回は、最初の頃の、映画みたいな画面に大きく心惹かれたのと、
中井貴一の素晴らしい忠盛ぶりと、
重盛役の窪田君という俳優さんを知れた事が収穫でした。

清盛も、若いうちはよかったんだけど。
まあ、それだけ上手、ってことなんでしょうね。

次は、大好きな会津を舞台に、これまた大好きな綾瀬はるか主演。欠かさず見たいと思います

人食い

2012-12-29 | 絵本
「人食い」クラウス・コルドン作 松沢あさか訳 いより あきこ絵


大好きなドイツの作家、クラウス・コルドンの短編集。


少し前、同じシリーズの、同じ画家さんの挿絵の本も借りたけど、あっちは長編でした。

http://blog.goo.ne.jp/dingo468tm/s/%B0%EC%CA%FD%C4%CC%B9%D4


人食いなんて物騒な題ですか、そういうあだ名の、寂しい中年男と仲良くなる少年のお話。

全部で12編ありますが、日常の中で、ほんの少し勇気を出したり出せなかったり、してはいけないことを我慢できたりできなかったり、と言った小学生達のお話でした。

印象的だったのは、ギリシャへ家族旅行へ行った、ベルベルという女の子が、子猫を追って住宅街へ入り込み、盲目の少年と、ことばもジェスチャーも通じない中で親しみを覚えるお話。

ベルベルの両親のラストの態度・言葉がとってもよかった。


満足度100

マンガ2冊

2012-12-28 | 


会社の方より借り受け


よしなが ふみ「きのう何食べた?」7巻

同性愛者で弁護士で料理上手な筧史朗が主人公の、ストーリーもさることながら、毎回出てくる、そこらの料理本よりわかりやすいお料理の出来上がるまでの漫画がスゴイ。

今回は、史朗の実家に、彼氏を連れてく話が一番大きな出来事かも。


吉田秋生「群青」(海町Diary 5巻)

鎌倉で暮らす異母姉妹4人の日々。今回はすずの母方の叔母が登場。すずの亡くなった母とその実家のもろもろの事情が明かされる。泣いちゃった


漫画も、いろいろ学べたりするのです。
子供のころ、入学前から中高生が読むような漫画が好きだった私を心配した両親ですが、祖母が
「たとえ漫画でも、本を読むことはいいことだ!」と、これでもか、と与えてくれました。

仲は悪かったんですけどね、そこだけは感謝。
本好きは祖母譲りです。

負けんとき上下巻

2012-12-27 | 
玉岡かおる「負けんとき」

近江兄弟社の創設者(これ読むと、そんな一言では表せませんが)、ウィリアム メレル ヴォリーズの妻で、華族の出の一柳満喜子の生涯。

関西人ではないせいか、近江兄弟社の事もよくわからない私でしたので、まったく何の先入観を持たずに読みました。

華族という身分の中で苦しみ、母が望んだ男女平等を自然と自分自身も求め、深い思いを抱き合った乳兄弟との身分違いによる別れを乗り越えるための渡米、等、様々な体験の末に、兄の婿入り先である、大同生命創業の広岡家でのメレルとの出会い

乳兄弟とは乗り越えられなかった身分を、メレルとは強靭な意思で乗り越えての結婚。

メレルが自分のホームと定めた、知己のない近江八幡で、教育者として花開いていく満喜子。

キリスト教に帰依しながらも、日本古来の八百万神も否定しない、日本人らしさと、何をも受け入れる柔軟さ、カッコイイ。

親子愛、夫婦愛、友情、人間愛、これでもか、と、詰まっていて泣けます。

乳兄弟との悲恋も泣けたけど、戦後、メレルがアメリカに対し、天皇の存在を肯定し、象徴としての立場を確立できた影にメレルの証言があったとは驚きでした。

前人未到の道を行く苦悩と、それを乗り越えて初めて掴める 何か の重さ。

いろいろ考えさせられかつ、淡々と語られるなかでの、胸に響く重い感動で涙が止まりませんでした。

満足度300