読む日々

テーマばらばらの読書日記

妙高市へ

2013-08-31 | 雑感
息子、スクールで試合に参加できる、というイベントに申し込み、市内の小学5年生は別な試合があり、競争率低くて無事に参加確定し、今朝出発しました。


台風の予報と秋雨前線にドキドキでしたが、今朝は晴れ。

夜明け前の月

もうすぐ夜明け。朝5時5分頃


日の出


朝7:15出発でした




行ってらっしゃい、頑張ってきてね

おせっかい

2013-08-30 | 
松尾由美「おせっかい」



女性作家の連載小説・おせっかい をたまたま目にした46歳の古内は、その登場人物に強く惹かれる。
ある日、入院中に睡眠薬を飲んだ際、その小説の世界に入ってしまう。

そして作家の方は、なぜだかわからないが、小説の中の野次馬に、古内を細かく描写してしまい、現実世界と小説の世界がシンクロする自体となる。

古内の元部下の男女が、この謎解きに参加する中、作品の謎解きと、古内の体験の謎解きが同時進行で進んでいく。


よくわかんないんだけど、妙に面白かったです。
様々な偶然が重なって、いろんな現象が起こるんだけど、科学的には証明できないのでやはりこれはSFなのかなぁ。


満足度80


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丘の家、夢の家族

2013-08-28 | 絵本
「丘の家、夢の家族」Awake and Dreaming キット・ピアソン作 本多英明訳



16歳で自分を産んだ母、リーに振り回され生きてきたシーオ。新しい男ができたリーは、バンクーバーから、生まれ育ったビクトリアの姉の元へシーオを預ける。

その道中のフェリーの中で理想の家族と知り合ったシーオは気を失い、気付くとその家族の一員となり素敵な生活を送っていた。
ところがそれは白昼夢のようなもの。やがて目覚めたシーオは伯母と暮らすが、夢の中で見た家は実在していて・・・。


辛く苦しい生活を送る中、40年前に亡くなった作家の魂と共鳴して不思議な体験をし、現実を受け入れる事で成長する女の子が描かれていますが、とても面白かったです。一気読み。

ただ、邦題がイマイチ^_^; 直訳すると、目覚めと夢? 夢か現か、って感じですかね。
なんでもいいんだけど、この題はないでしょう。。って気がします。表紙を含め、せっかくいい本なのに、もっと手に取りたい意欲が増すような工夫があればなぁ・・・


って事で、満足度は85~100

Kiss

2013-08-28 | 
小池真理子「Kiss」



接吻、をテーマにした短編9つ。

それぞけ物悲しい背景に彩られた、たまり楽しくないお話。

この方の短編とか掌編とか、好きなんですが、今回はうーん、って感じ。
忘れないように、一言あらすじだけ。


・翼  死んだ恋人の夢を見、彼の背に乗って落ちて行く話。死んだのか?

・歳月 この中では一番よかった。大学時代の男女3人、2人は夫婦。息子を自殺で亡くし離婚。もう一人の女は彼を好きだった。
10数年たって、息子の写真を見つけた女が彼に届ける。

・白い花のような月  離婚し、一人で一軒家に暮らす女と、訪ねて来る男。いずれこの関係も終わる、と終わりを見る物語。
立原正秋っぽいかも。

・猫壺 自分を捨て他の男と暮らす元彼女に頼まれ、二人で飼ってた猫の骨を預かったことで、今の彼女が不安定に。

・夜噺 綺麗な母と離婚した父は、綺麗でなく小うるさい女と再婚。父の死を知らせると母が飛んできて、遺体にキスをする。

・廃墟 同居する夫の従兄と関係を持ったことで、夫が従兄を刺し殺した。27年後、かつて住んだその廃墟を訪ねる。

・蒼いトマト 欲しくて手に入れた別荘。おなおしの際知り合った若い大工と重ねた逢瀬の終わり。

・ラプソディ 上司の歯に惚れた女性。ある一夜、夢のように関係を持つ。その後結婚退職し幸せに暮らす女。二番目にはこれがいいかも。

・オンブラ・マイ・フ 数十年前に自殺した女性。苦い思い出の場面を繰り返しさまよう。これが無間地獄かと。いや、そんなもんじゃないでしょう、という感想。



満足度70

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