読む日々

テーマばらばらの読書日記

雨の観戦

2012-03-31 | 雑感
息子、本日は地元チームの観戦。

私の弟が仕事のため、ダンナの甥(つまり息子の従兄)と競技場入り。新潟駅で甥を拾い、二人を会場脇で下しました。

かなりの雨の中、傘もささずに、でしたが、従兄弟同士楽しそうに走っていきました


試合はドロー。しかし勝てないな・・・。
観客も16000しか入らなかったそうで、大丈夫なのかな。

息子は今日、ビッグフラッグを振らせてもらったそうで、楽しかったと大喜びで帰宅しました。

帰りは途中参戦した義兄(甥の父です)が自宅まで送り届けてくれましたまた、弟が行けない時はよろしくお願いします

いつもはレジャー気分で、弟に大金を使わせる息子ですが、従兄が「お金は使わないんだよ」と言ってくれて、今日はすんなり、何も買わずにいてくれました。よかったよかった。

お互い一人っ子なので、ずっと仲良く、支え合って行ってほしいです

クラブ・ポワブリエール

2012-03-29 | 
森福 都「クラブ・ポワブリエール」

 連作短編?なのかな。
ある日帰宅した35歳の拓也が、姿を消した妻の行き先を探る為、妻が書いた小話を読んでいくストーリーで、その小話一つ一つが短編になっている。で、最後は意外な謎解きになり、まあメデタシメデタシ。

面白いです。妻の大学時代の仲間で構成された「クラブ・ポワブリエール」の面々とその妻や彼や旦那や彼女が絡む様々な恋愛事件。藤本ひとみの「オデパン」を思わせる気配だけど、もっと庶民的だから面白い。

そして各編に張られた伏線が、最後見事にピタっと嵌るのはすごい。そして誰も傷つかずに終わる展開がいい。

あっという間に読み終えちゃった。
満足度95

春のヒューマンドラマスペシャル「奇跡のホスピス~人生のわすれものってなんですか?~」

2012-03-28 | 映画・ドラマ
今晩放送されたドラマを珍しくリアルタイムで視聴。

公式サイトhttp://www.mbs.jp/hospice/

 実在のホスピス看護師がモデルみたいです。どの患者さんとのエピソードも涙

観るつもりはなかったんだけど、石田ひかりが幼子を残していかなきゃいけない母親を演じてる場面が目に入り、そのままひきこまれちゃいました。実際に小さい子がいるからなのか、リアル感がハンパじゃない
もう、辛くて辛くて。

残される子供も可哀想だけど、でも置いていく母親の気持ちと、年老いて娘に先立たれるおばあちゃんが切ないです。
でも誰にも悔いが残らないように手を尽くす看護師さんが凄いなあ・・。

岸本加世子が演じる、20年前に娘を捨てた母、も、娘との和解するし、渋い遠藤憲一が背負った過去と、ラストの奇跡がまた涙で。

5年前、年上の友人が乳がんで亡くなる際、離婚しておいてきた娘と最後に会えました。だけど、上の子は母親を許せたみたいだったけど、下の子はそうでもなくて。そして友人は、一時自分の運命を受け入れていたのに、子供に会ったことで生きることに執着が出てきて、でもそのまま亡くなって、ちょっと後味が悪かったんです。会えるなら、もっと早く会っていたらよかったのに、あのタイミングで会う必要はなかったんじゃないか、とずっとモヤモヤしてたんですが・・。

でも、母親の心の中に子供がいなかった日なんて結局なかったんだろうから、やっぱり会えてよかったんだね、って思えました。

なんか色々考えさせられるドラマでした。

ユイカちゃんが可愛かった

サッカースクール

2012-03-27 | 雑感
春休み。

息子は平日のほとんどを、サッカーの短期スクールに通います。
今日が初日じいちゃんに迎えに来てもらい、行ってきました(というか、行って来たという報告を受けた)

楽しかった~ずっとキーパーやらせてもらった~とご満悦でした


私は金曜日だけお休みもらって見てきます

イギリス田園の小さな物語

2012-03-27 | 
ロザムンド・ピルチャー「イギリス田園の小さな物語」


大好きなピルチャーの短編集。
この作者は、私は短編が好き。ひとつひとつが本当に素敵です。読後感の爽やかさはハンパじゃありません!

そして、お話で描かれる、イギリスの田舎の暮らしぶりがとてもいいんです。
私の老後の夢は、田舎に住んで写真を撮って歩くこと。絵が描きたいけど、才能ないので、、写真を習いに行きたいです。
で、あこがれの田舎がこの本にたくさん出てきます。(今だって田舎でしょう、という意見は置いといて。実際近所には土が見当たらないですし)


この本は全部で9編。
覚書

1.祖母の決心・・・・結婚式間近の孫娘が本当は誰と惹かれあっているかを唯一人見抜いた祖母の活躍。
2.追憶のアーミター・・50歳過ぎた女性が昔の記憶に包まれる。大好きだった親しい兄のような人物があろうことかシーシーと呼ばれる、欧亜ハーフの女性と結婚したショックと、実際に会って彼女に魅せられた時の衝撃。
3・いとこのドロシー・・夫を亡くし、娘とぶつかる女性が、娘のウェデイングドレスの件で落ち込み、近くに住む、ずっと苦手だった亡父のいとこを訪ね、こころが通じ合うお話。
4・マリーゴールドの花畑・・ある農場に雇われた若い男が、農場の娘にふられ転職。新聞でその子の婚約を知る。その子がいないと安心して農場を訪ねたところ、婚約破棄され傷心の娘と再会。
5・黄水仙の花束・・・・やり手のビジネスマンが風邪気味で出張から帰り、1日自宅で仕事をまとめることに。専業主婦の妻がいかに大変でそして有能なのかをまざまざと知らせれる1日となる。翌日、花束を抱えて帰宅する。
6・ひと足早いクリスマス・プレゼント・・・一人娘がクリスマスに戻らないと聞き、ショックを受けた主婦が、近所に越してきた、友達の友達である作家の女性との触れ合いで、次なる目標を見出す。
7・提督の孫娘・・・大好きだった提督を亡くした孫娘2人。姉娘はその2週間後、葬儀が行われた教会で結婚式をする。その付き添いをする妹はおじいちゃん子だったので、哀しみから脱却できず、式を延期しない家族が理解できない。新郎の友人で、苦手だった男性に励まされ、乗り越える。
8・雪解け・・・・幼馴染の彼とロンドンで暮らしていたアントニアは、彼の心が自分から離れたショックを抱えて週末帰省する。停電で、地味な生活を送る中、家族や、彼の兄との交流で自分を取り戻す。
9・ジェニーのスケート靴・・・優秀な姉と共にバレエを習うジェニー。クリスマスに、姉の為に手作りのミニチュア舞台を作る。それを見た祖母が「あの子は姉と違う才能がある」と、ずっとやりたかった音楽の習い事へと示唆する言葉を両親へ言う。陰で聴いていたジェニーは、クリスマスにもらった、自分には不要と思ったスケート靴を履いて、一歩踏み出す。


提督の孫娘、に号泣でした
うちの子もじいちゃん子で。祖父と孫の交流に弱いんだよねぇ。

うちのじいちゃんは元気ですけどね。息子が大人になるまで元気でいてほしいです