桜木紫乃「ブルース」
指を6本持って、娼婦の母のもとに産まれた博人。様々な女性と関わりながら釧路の裏社会を牛耳る人になる。
いろんな女性と関わるけど、結婚したのはスナックをしくじった不細工な女、まち子。
その娘の莉菜が、写真家として羽ばたこうとするところで物語は終わる。莉菜のフランス人の元恋人に刺されるんだけど。
長いスパンを描いた連作の中で、一番博人を理解できてたのは、実は身体の関係のない、娘の莉菜だったのかな。母のまち子も素敵だけど。
読んでいて明るい気分には決してなれないけど、読後感は悪くない。読み終えるのに珍しく10日くらいかかったかな。
満足度90
指を6本持って、娼婦の母のもとに産まれた博人。様々な女性と関わりながら釧路の裏社会を牛耳る人になる。
いろんな女性と関わるけど、結婚したのはスナックをしくじった不細工な女、まち子。
その娘の莉菜が、写真家として羽ばたこうとするところで物語は終わる。莉菜のフランス人の元恋人に刺されるんだけど。
長いスパンを描いた連作の中で、一番博人を理解できてたのは、実は身体の関係のない、娘の莉菜だったのかな。母のまち子も素敵だけど。
読んでいて明るい気分には決してなれないけど、読後感は悪くない。読み終えるのに珍しく10日くらいかかったかな。
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