通勤はもっぱら車。
所要時間は渋滞状況に左右され、片道18kmの距離を往きは小一時間、帰りは30分強をかけて通っている。
たまに、バイクだったりランだったりするが、
飲み会のときなんかはやむなく電車・バスを利用する。
愛車「ハイラックスサーフ」は、今まで乗ってきた中で一番のお気に入りの車だ。
動力性能、居住性、スタイルは自分の基準では申し分ない。
唯一物足りないのは環境性能くらいかな。
この愛車に大異変が起こっていることに気づいたのは、昨日だった。
すっかり秋めいた朝の景色の中、車を転がしながらなにげにメーターを見てみたら、何かおかしい。いつもと違う。水温計が振り切れているう。
え~、オーバーヒートしてる?
すぐに車を路肩に寄せて、停車。
アイドリングのまま様子を見ていると、
すう~っと水温メーターが下がっていく。
しかし走り始めるとすぐにレッドゾーンへ、の繰り返し。
これは、ラジエーターの水が何らかの原因で抜けているんだろうと、停車してボンネットを開けてみた。
今まで走っていたので、いきなりラジエーターのキャップは開けられない。そこでリザーブタンクを確認。
しかし、白いタンクはすすで汚れて、容器の外からでは中が確認できない。このタンクのキャップを見るとプラスチック製なので圧力がそんなにかからないだろうと判断して開けてみた。
簡単に開いた。
キャップの下にはゴムチューブが付いていて、
下から3cmくらいが濡れている。
だから、水がなくなっているわけではなさそうだ。
となると、原因は循環ポンプの不良、ラジエーターのつまりなんかが考えられるなあ。
とりあえず、カーディーラーで働く友達に電話して、近くの営業所を紹介してもらうことに。
ラジエーターに水道水を2リッターほど補給して、車で5分くらいの営業所へ。
着けば、すでに友達が連絡してくれていて、事情説明をするまでも無く、「お宅まではここからかなり距離がありますから、とりあえず乗って帰れるか点検してみます」とのこと。
ショールームで昆布茶をいただきながら点検結果を待った。
そして2杯目の昆布茶がほしいなあと思い始めたころ、
さっきの営業マンが、暗い顔をして近づいてきた。
そして言ったのは
「エンジンのヘッドをいためてますねえ。修理が必要ですよ。30万円以上かかるでしょう」
え~、すわんじゅうむあんえ~ん!!
ディーゼル規制の関係で、この車に乗れるのも後1年くらい、
ここで30万円をこの車につぎ込むことがどうなんだろうか。
悩みに悩んだ挙句、買い替えを決断した。(はやっ!)
ただし、サーフのような車高の高い車は年寄りには厳しいので、次に買い換えるときはもっと車高の低い車にするというのが、前々からの我が家での約束になっている。
さようなら、サーフ
そう考えたら、サーフと作ったたくさんの思い出がよみがえってきた。
バイクを積み込んで出かけたトライアスロン、
友達とわいわい出かけたマラソン大会、
スキー、山登り、温泉めぐり。
最近では、愛知万博にも行ったなあ。
愛車サーフとのあまりにも突然のお別れに感傷的になってしまいました。
しかし、別れは出会いの始まり。
買い替え車はアイシスにします。
サーフ的生活から、アイシス的生活(誤変換では「愛し素敵生活」と出ました)へ。そんな日々ががまもなく始まります。