天橋立も縦走し終わり、
これからは又覗きで有名な
傘松公園を通り、
西国三十三所の第28番札所である
成相寺を目指す旅となります。
橋立の松並木を出て
阿蘇海に沿ってしばらく歩くと、
フェリー乗り場のところに出ます。
帰りはもしかしたら、
この船に乗り文珠様の方へと
返っていくかもしれないので、
時刻表を確認しておきましょう。
え~っと、まあまあ頻度は
一時間に一本程度はあるようですね。
じゃあ、まあ利用しましょうかね。
なんて話していると、
愛想のいいお姉さんがいろいろと
説明をしに来てくれます。
ここから成相寺の方へ行くには、
船の切符を買っておくと、
お得な制度もありますよとのことで、
ここで船やケーブルなどの
切符を買うことにしました。
帰りは成相寺から歩いて
下るかなあとか思っていたのですが、
意外に天橋立の歩きの感触が
こってり残っているので、
もうここはリフトしちゃおう
ということにしました。
国道178をわたり
籠(こも)神社を横目で見ながら
リフトの駅の方に向かいます。
おお、ここはなんと府中駅です。
なんかJRの和泉府中を
連想させて懐かしい感じです。
ところが、なんと駅の外側に
乗客の行列です。
ウヒャー、こんな12月の寒い時期に
こんなに観光客が来るというのも、
さすがに日本三景天橋立です。
ツアーなんかも来ているのかなあ
とかいいながらも、
もう切符も買ってあるので
待つことにしましょう。
しばらくしたらリフトが降りてきました。
二両編成の大きな奴ですから、
意外に乗客が入ってゆきます。
何組かの乗客を残して、
何とか中に入ることができました。
このケーブルに乗るのは4分ほどです。
後ろに天橋立を見ながら
どんどん上がってゆき、
傘松公園に到着です。
ウワー結構な観光客が居ますねえ。
駅の横の展望台には、
こんなはみ出た観光台なんかもありますよ。
写真を一枚ゲットです。
その横に成相寺へ行く
バス停がありますよ。
こちらはあまり多くの人で
にぎわっているわけではありません。
あまり若い人達も行かないだろうしね。
バス停にはこんな飾りもありましたよ。
そういえば、天橋立にも
こういう飾りがありました。
ハートが好きなんですねえ。
「陸と陸をつないでいるのが天橋立なら、
僕と君の心もつながっているよねえ」
なあんてことを言っちゃたりなんかして。
ここから山を歩いていくのも
いいのかもしれませんが、
まあ初めてのところだし、
まだまだこれから行くところもあるから、
しばらく時間があるけど
バスを待つことにしました。
天気ももう一つのようですしねえ。
後で考えたら歩いて行っても
よかったのですが、
こんな風に急に木の葉が
舞うような天気になってきたし、
雨までパラパラしてきたので、
それでよかったようです。
こんな場所で又覗きを
したりしながら待ちました。
そうしているうちにバスがやってきます。
さあでは成相寺へと向かいましょう。
すると、バスが結構
うんうんいうくらいの急坂を
登っていきます。
ああ歩かなくてよかったです。
前から車が来たら
すれ違ないような道を走っていきますが、
まあこちらへは自家用車は
入ってこれないので安心です。
時には紅葉が、時には激しい雨が
我々を迎え入れてくれます。
バスで6~7分登ったところで
寺に到着します。
でも考えたら、普通乗用車で
近くまで上がってこられる
道があるので、
意外に人は多いですねえ。
この寺は成相山成相寺。
昔雪深いこの山で
僧が餓死寸前になった時に
鹿を見つけ、またを削いで
食べたら元気になったという。
ところがその後本尊の足が
切り取られていたところから、
観音さんが助けてくれたんだ
とわかり、本尊を治す=成合から
ついた名前だそうです。
続く
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