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いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

佐竹本三十六歌仙に会いに1

2019年12月27日 20時35分58秒 | ウォーキング

もう年末だというのに、
このブログではもう少し
11月の話題が続きます。

今回の話題は佐竹本三十六歌仙絵巻を
見に行ったという話題です。
場所は京都国立博物館。



え~っとそれはどこかといいますと、
あの豊臣秀吉の豊国神社のすぐ横です。

じゃ、それでは佐竹本三十六歌仙絵巻
って何ですか?という説明ですね。
ちょっと書いてみましょう。

これは鎌倉時代の絵巻物で、
三十六歌仙の肖像画と
その代表歌と略歴が書かれており、
それを二巻の巻物にしているものです。

この巻物の絵は高価で発色の良い
絵の具を使って描かれており、
当時の服装なんかもきれいに
書かれているものだそうだ。

この度の博物館ではこれらの
36人の絵の31人分が飾られているという。

でも待ってくださいよ。
巻物なのに、なぜ一枚づつの絵に
なっているのでしょうか。

これには理由があります。
そもそもこの歌仙絵巻は
久保田藩主の佐竹家に伝わっていたもので、
こんな名前になっています。
それが業者一社では買い切れなかったために
10社ほどの業者で買われたそうです。

それがのちに「山本」という
実業家に買われたのです。

しかしこの山本氏が
手放すことになったのですが、
この巻物のままではやはり
高額すぎて買うものが居ません。

このまま売りに出してしまえば、
外国の資産家に買われてしまって
日本からなくなってしまう
という危機感がありました。

それを救ったのが益田という
大コレクターで、これをなんと
分割することにしたのです。

そして分割した絵を国内の業者に
売り分けてしまったのです。

大正八年(1919年)という
100年前の出来事でした。
そのため、この巻物の部分部分が
別々のところに納められ、
巻物としてはなくなってしまったのです。

このニュースは、2008年に
三越が一般サラリーマンが出した仏像に
史上最高額といわれる
12億7800万円の高額を付けて落札し、
運慶作というその仏像の
海外流出を防いだというニュースを
思い出させます。

佐竹本三十六の絵巻もそうして
バラバラではありますが、
日本国内に散らばって
いったのであります。

今は個人所有というものもあり、
国内にあるかどうかはわかりませんが、
まあたいていは外国には
行ってないモノと思われます。

まあそんな歴史を持つ
佐竹本三十六歌仙絵巻が
京都国立博物館に集まってくるのです。
これまで展示されたことも
他所ではありますが、
三十六歌仙のうちの三十一歌仙が
集まるというのはこれまでで最大です。
100年ぶりに再会するわけですねえ。

この入場券をもらっていたので
早速出かけていきました。
doironが見たかったのは
「小野小町」の絵でした。

六地蔵を歩いた時に
彼女ゆかりの地に行きましたからね。

月曜日は休みだと聞いていたので
火曜日に出かけて行きました。
駐車場は豊国神社に行った時に
確認していますからそこに
車をとめて歩いていくと・・・

え~休館日です。

なぜ?どうして?私は誰?
という状況になりました。
調べてみたら、月曜日が祝日の場合は
火曜日が休みになるということで、
それにどんぴしゃりだったのです。

ウヒャー、doironを加えた
三十七歌仙になることが
できませんでした。
もうこの日は意気消沈ですが、
まあこうなっては再度改めて
出直しだということで、
鴨川沿いのカレー屋さんで
昼食をとりつつ、出直しを誓った



doironなのでした。

続く



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