新年度になり学校や保育園の健診が始まりましたが、肥満が悪化したり、新たに肥満になったりする子どもがかなり増えていました。
「コロナで運動不足になったから」というのは確かに一因ではあるけれど、本当の問題は「バランスの良い食事とはなにか」が分かっていないことです。
学校で習ったように、黄(炭水化物・あぶら)はエネルギー源、赤(タンパク質)は体を作る、緑(野菜・くだもの)は体の調子を整える食品です。
このうち肥満に直接関与するのは黄ですから、運動シッカリする人は多めに摂取しても使い切るのでOKですが、そうではない人がたくさん摂ると確実に皮下脂肪や内臓脂肪になります。
大人も子どもも、自分がどのくらい食べているか、1週間でいいので全部書き出して(水を飲んでも書いておく)、PCのソフトやスマホアプリで計算してみましょう。
もし肥満やその傾向のある人は、その中から主食の米・小麦(炭水化物)を減らすには何を我慢すればいいのか考えてみましょう。
小腹がすいたらおにぎり・パン・お菓子というのは一番まずいパターンですから、チーズやナッツ、ヨーグルト、サラダチキンなどにしてみましょう。
ただし、一気に炭水化物を減らそうとはしないことです。
長続きさせることが一番大事なので、腹八分目ならぬ炭水化物八分目で、最初は夜の炭水化物から徐々にやっていきましょう。
そして運動と食事は健康な体作りの両輪ですから、自宅で気軽にできる「ながら運動」でもよいので、運動不足にならないように注意してくださいね。