DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

逝った後に残った、一冊の句集!

2017-01-28 13:53:19 | 雑感

 姉(三番目の姉)が逝った、享年77年。29歳にリュウマチに罹り、それ以来、病気との闘いの日々だった。その間、病気に効くと聞くと、日本各地に出向いては、その方法を試した。プルン、プロテイン、マイナスイオン等々、数え上げたら限がない。少し調子がよくなると、それにのめりこんだが、効果は一時的で持続することはなかった。指は曲がり、足腰は弱って、歩くことさえままならなくなった。曲がった足に血流が行き届かずに、足首から下を切断という事態にまで追い込まれ、車椅子生活となった。それでも、姉は必死に生きた。痛みに耐えた。そばで見ている私たちの目には、その生活ぶりが痛々しく、言葉を失うこともたびたびあった。そして、ついに、旅立ってしまった。本当に、お疲れ様でした。これからは、痛みのない世界でゆっくりとお過ごしください。

 この間に、書き留めた俳句の数々、平成15年から今日まで書き綴られているノートを姉(故人の妹)が一冊に製本し、親族に配った。闘病の日々を綴った俳句だ。昨日、葬儀の後に、手渡され、もらって帰ってきた。

 この句集で、私の手元には、2冊の句集が残ったことになる。一冊は長姉が残した句集、そして、もう一冊はこの句集だ。姉二人して良くも丹念に書き綴ったものかと感心せざるを得ないし、私にはとても重いものだ。でも、じっくり心を据えて、読んで見ようと思う。

コメント
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