イスラム国の軍事基地にミサイルを放った勢いで、北朝鮮に原子力空母や駆逐艦等を並べて圧力を掛け、北朝鮮に核開発中止を迫った。おそらくオバマ氏の生ぬるいやり方に不満を抱いていて、俺なら力を背景に一気に片付けてしまうとトランプ氏は考えたのだろうが、一方、北朝鮮は、ミサイルを何発も発射実験するなど、一向に怯む気配がない。毎年北朝鮮の国家予算と同じくらいの金をくれれば、核開発をやめてもいいと嘯く有様。一向に拉致が空かない。中国が少し積極的な姿勢を見せ始めたこと、ロシアが口を出してきたことなど、周辺には多少の変化がうかがえるが、当分は、このまま硬直状態は続きそうだ。幾ら北朝鮮でも核実験は今はしないでいるだろうし、仮に北朝鮮が核実験したとして、どのタイミングでミサイル攻撃を掛けるか?その正当性は担保できるのか?等々を考えると、ミサイル攻撃はしばらくないだろう。そうなると、このまま持久戦へと進むことになりそうだ。
戦国時代の戦いで、篭城し、食料を絶たれ、味方の人肉を食べても生きながらえたという悲惨な戦いがあったが、今の北朝鮮、民衆が幾ら飢えようが、餓死者が出ようがお構いなしで、降伏の旗は揚げることはないだろう。降伏の旗を揚げた途端に、今の政権がやって来た非道(粛清の名の下に行われた殺人、正男氏暗殺等)が明るみに出て、どの途、死刑は免れないだろう・・・・・・。
これが長期化してくれば、トランプ氏への国内での批判が続発し、トランプ政権自体が危ういことになりかねない。早いところ、片を付けたいところだろう。さて、抜いた刀(原子力空母や駆逐艦など)はいずれ鞘に収めなければならないが、幾ばくかの成果がなかったら、収めようもないだろう。6カ国会談でも開かれることになれば、一つの成果として、撤退も考えられるが、さて、どうしますか、トランプ氏?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます