昨年、ご近所さんの畑の一画をお借りして始めた家庭菜園のその後のお話。
相方さんは他の多くの女性と同じようにホームセンターとかで花や苗を買ってきては庭やプランターに植えて育てて楽しむという人でありますが、このオジサンは犬や猫など動物のお世話は好きなものの、光合成にて命を営んでいる生物の方はあまり手を出したことが無く、ほとんど素人なのであります。
ただ、今回は御厚意で貸していただいた畑なので、お願いして借りたもののそのままほったらかしという訳には行かず、休みの日に二人で耕したり植えたりしたあとは、平日に家にいるオジサンが毎日の水やり、雑草取り、肥料撒きなどを見よう見まねでやってみました。
まあ、本格的に野菜を作っておられる方から見ればお遊び程度なんですが、それでも植えたものが少しづつ芽を出し、大きくなり、ちゃんとした野菜に育つとなると嬉しいものですね。
先ず、秋には水菜や小松菜などの葉物野菜が、寒くなると大根、春になったら大きな新玉ねぎがポコポコと土の中から顔をもたげてきました。
最近は朝起きると伸びをしながらサンダルを履き、まだ薄暗い畑に降りていくと、サニーレタスやグリーンリーフの外側を2,3枚収穫してきます。
これと玉ねぎの薄切りなんかを一緒に皿に盛り、ドレッシングと黒ゴマとアーモンドのスライスなぞを振りかけるだけでオサレなサラダが出来上がるので、毎日、美味しく頂いております。
オジサン作:朝ごはん
まあ、しかしそこは素人オジサンのやること・・
例えばブロッコリーを植えたは良いものの、大きな葉っぱが何枚も生えてきたので「これ違う野菜と間違えたんじゃないの?」とか思ってしまいましたが、そうこうするうちに葉っぱの中心にブロッコリーの赤ちゃんがちゃんと育っておりました。
しかし今度は数日後に見ると殆どの葉っぱが穴だらけになっている。
恥ずかしながら、ブロッコリーの葉がアオムシの大好物ということさえ知りませんでした・・田舎育ちのオジサンのくせに・・
良く見ると葉っぱの上にも下にも色鮮やかな緑色のモゾモゾが鈴なりにうごめいています。
さっそく家に帰り隊長に報告すると、すぐさまビニール袋と割り箸を持たされて、「わたしダメ、あなた駆除するよろし!」とヘンテコな指令が下されたので、オジサンはまた現場に赴きひとりブロッコリーの前にしゃがみ込み、1匹、2匹と採っては入れ、採っては入れしたのであります。
しばらく虫との闘いも続きそうですが、こうやって自分で作って初めて食べ物の有難さが判るってものです。
全国の農家の皆様、いつもありがとうございます。