朝食を食べながら二人でテレビのニュースを見ていると、本日もまた定番になっているドライブレコーダーに記録された交通事故の動画が流れてきました。
内容は片道3車線の道路で逆走車が前から突っ込んで来て、ついにはトラックに正面衝突するというもの。
二人で「うわあ、怪我とか大丈夫だったかなあ、それにしてもなんで3車線の道路を逆走しても気づかなかったのかな?運転手は?原因は?」ってなるではないですか?
でも動画はそこで終わりで占めのナレーションでは、「撮影者は『怪我がなかったことを祈ります』と言っています」で次の動画に・・
えぇ、待て、待てぃ!それで終わりかい!
テレビ局としてそれで良いのですか?
この動画を流した目的は?
これを見てどうせよと・・
これでは特番でよくあるおもしろ動画〇〇連発!みたいなのと同じではないですか?
最近はいつも朝から「凄い映像でしょ、怖いでしょ、続きを見たくなるでしょ・・ほな続きはCMのあとで」というのが多く、バラエティではまあ仕方ないとしても朝からこんな事故や事件の動画ばかり見せられても気分が落ち込むのであります。
本来ニュースって、現場に行って間違いの無いように徹底して取材して、こういう大変な事が起こりました、原因はこうで、こういう事故を防ぐにはこういった注意が必要だと思われます、というところまで完結して初めて視聴者にとって必要な有難いニュースだと思うのですが、最近は投稿やyoutubeで見つけただけのただバズリそうな映像だけを垂れ流して安上がりに視聴率を稼ごうとしてるとかしか思えません。
もはや現地に行って取材してくる体力も能力も無くなってしまったんだろうなあ・・
バラエティにしても、最近はひな壇の若いタレントたちが何か爪痕を残そうとして我先に大声で一斉に喋ったりするのがうるさくて思わずチャンネルを変えてしまうこともしばしば。
昨今、視聴者のテレビ離れが進んでいると言われていますが、これでは悪循環でこの状況はさらに進むと思われます、
テレビ局側もそれには気づいているようで、4月から全局が地上波放送をそのままスマホアプリで同時に流すというサービスを開始したそうです。
テレビが無くてもネットでテレビが見れるという変な時代。
コロナやウクライナ戦争の報道にしても、内容よりとにかく第一に視聴率を上げることに努めてきたような報道姿勢、マスコミ等に対して限界が見えてきた気がするオジサンなのです。