2019/1/9
めでたい正月も終わり、予約していた国立病院の診察日である。
H先生は「何もしなくても消える人もいますから・・」という甘い言葉で慰めてくれていたし、私たちも家の中の抗原となりそうなあらゆるものを頑張って頑張って排除してきた・・・。
その努力に対し検査値も少しは答えてくれるのではないかとも思いつつ寒い朝もやの中を病院に向かったのである。
いつものように採血と胸部レントゲン、CTを撮って待合室で待つこと1時間、診察室に呼ばれる。
重いドアを開けて挨拶をすると先生は変わらず笑顔で迎えてくれたのだが、ほのかな期待は直ぐに打ち消されてしまった。
まず胸のレントゲン画像。
肺の下部分にある白いモヤモヤの範囲が拡がっているのが素人目にも解った。
先生は「まあ、これぐらいでは、はっきり変化があるとは言えませんけどねぇ。」と言ってくれるのだが問題は血液検査の方である。
間質性肺炎の進行状況を特異的に反映すると言われるKL-6の値が下がるどころかなんと前回の4,182から4,513(基準値500以下)にさらに上がっていた。
同様にSP-Dという血液マーカーも347.9(基準値110未満)と、かなりの高値を示していた。
消えるどころか、私の肺の中の炎症は深く静かに拡がっていたのである。
先生が突然「どうしましょうか、気管支鏡・・・今週なら予約が空いてますけども・・。」と言う。
心の準備ができていなかった私が固まってしまったのを見て「それとも、あと2か月くらい様子を見てみますか?」と再度聞いてきた。
(え?・・「様子を・・見てみますか?」・・まだ様子を見ていいんですか、まだ余裕があるんですね?
どうしようかと自分に問いかけてみると、良いオジサンと悪いオジサンがああでもないこうでもないと言いあって、結局、じゃあ様子を見ちゃおうかな、ウンウン、そうだ、そうしようと、嫌なことはできるだけ先延ばしにするという持ち前の性格が出て、先生に「はい、よ、様子を見てみます・・」と答えていた。
本当なら、すぐにでも気管支鏡をやって少しでも早くに治療方針を固めてもらった方が良いに決まっているのだが、さすがに誰もが絶対やりたくないという検査の王様を前にして怯んでしまった自分が情けない・・。
この2か月のタイムラグが後にどれほど影響してくるのかは知る由もなかった。
決して、いいねじゃない内容ですが、タイムリーではないのがわかっていますので👍しました。
どんどん進行していく、本当に恐ろしい病気なのですね😓
「いいね」とコメントありがとうございます。
なんか病気の話なんかあまり読みたくもないですよね。ササッと書いていくのでサラッっと流してくださいな。
でもこの後どうなっちゃうんでしょうね、ドキドキ😵💓