・Cybergun × B.W.C. シグザウエル SP2022
シグクラシックのグリップに慣れてしまっているので、シグプロのグリップは新鮮だった。KSC、KTWのSP2340と握り比べて、近かったのはKSC。前部が太くハイキャパを握っているようで、後ろは細めの、逆三角形型に感じた。KTW製は、後ろも若干ボリュームのある棒型だが、握り心地は悪くない。私の手は標準より小さめなので、ガチガチの外人仕様グリップでは難がある。「前部が太くハイキャパ」という表現に関しては、同じシグで言うとP230に近いものがあると思う。今のところトイガンでモデルアップされていないスムースタイプの実物(グリップ)も入手したい。
箱から出した直後に弁当箱ハンマーで失望し、次に違和感を感じるのは分解用スロットか、もしくはチャンバーの位置だろう。これが3番目の欠点。実銃より10㎜ほどマズル側に寄っているのだ。画像はvol.2の4枚目を参考にして欲しい。これは、エアャ塔vどうこうより、ホールドオープン時にチャンバーが半端に止まることを嫌ったからではないかと推測する。言い換えると、エジェクションメ[トは完全に開口するということであり、慣れてくればさほど気にならないので、ここは目をつむろう。
9mmパラの空カートと交えてマガジンを撮影してみた。フルサイズでずっしり重い上級の物である。マニュアルによると装弾数は24発で、フォロアーを下げる必要は無く、そのまま手で込めても良いし、ローダーも使えるらしい。載っている写真ではマルイのBBローダーらしき物で装填している。サイバーガンの公式サイトを覗くと、幾つか国産と思わしきトイガンが製品群に混じっている。・・・サイバーガンは銃器メーカーの商標を数多く取得しており、輸入したトイガンにそれを付加して販売しているのである。例えば、カテゴリから「MAUSER」を検索すると、マルシン製品が現れることに注目。
話を戻して、マガジン右側に、"インスペクション・ホール"(残弾確認用小窓)を「5」「10」の数字と共にモールドで再現。形状は完璧だが、先述より、フォロアーがかなり上にあるのが確認できるだろうか。これをあと5㎜下げることができたなら、スライドへのスライドストップの干渉は避けられたであろう。難しい注文だろうか。
フィンガーレスト兼マグバンパーにはシグのロゴマークが凸刻印で入っていて感激。私は手が小さく、握るとグリップが余るほどなので普通のマグベースで足りるのだが、生憎そのようなオプションは無い。シグロゴの真下にマグバンパーのストッパーがあり、押すとマガジンの腑を取り出せる。グリップの時と違い、プラ棒で軽く突いてやるだけなので精神的にも助かる。
バンパーを外すと、フォロアーとスプリングがピョーンと飛び出してウエイトがゴソッと抜けるのが普通だが、こいつはマトリョーシカの如くマガジンからマガジンが出てきたのである。正しくは、亜鉛合金で固められた"インナーマガジン"に、ABSのガワが被さっている頑強な構造。こんなタイプも無論初見。予算次第で、亜鉛インナー+スチールアウターの横綱級マガジンも夢ではない!?
恒例の空撃。実射の予定は今のところ無し・・・が通例だが、今回は重い腰を上げて撃ってみた。100発の慣らし後、マルイプロターゲット使用、7m無風室内、弾はマルイ0.12gを10発、体勢は伏せ。7mは厳しかったか途中でホップが鰍ゥり散ってしまったので、最終的に半分の3.5mで計測した。結果、集弾円はフライヤー2発を除きおよそ直径5㎝。軽い弾なので的の中心より上目に集まった。トリガーは粘ることなく、発射音は中国製品ふうの「パン」と「ャ刀vの中間。総体的にコッキングガンなら標準クラスの性能だと思う。逆三グリップも握りやすく苦にならなかった。初めのうちはスプリングが硬くコッキングし辛いと感じたが、スライドの掴み方を変えるといささか楽になった。具体的には、セレーションを利き手と反対の手のひらで掴み(このとき親指の向きは自身)、フレームを押し出すようにしてコッキングするというものである(C誌07年1月号が詳しい)。遊びの中で、自分に適した銃の扱い方を学ぶことができた。
レメ[トを4回書く気になるというのは、それなりに良い物だからである。シグプロは食わず嫌いだが、この機会に各社の製品に触れて少し免疫がついた。シグ初のャ潟}ーフレイム拳銃は想像を上回っていた。SP2022に言及すると、過去に旧モデルの少数生産品を複数送り出したKSCさえ手をつけなかった点、サイバーガンとBWCは、120丁限定ながらよくぞ日本での流通を可能にしてくれた。ただ、コッキングガンでこの価格は売れないと判断し、あえてマニア層へ訴えるためオマケを付けて高額に設定したのだと思うが、本体のみ6,000円で販売した方がより多くのユーザーに受け入れられたのではないだろうか。評価が分かれる製品だが、私にとっては、一年の締めくくりにふさわしい買い物だった。双方のメーカーの今後の活躍に期待したい。
シグクラシックのグリップに慣れてしまっているので、シグプロのグリップは新鮮だった。KSC、KTWのSP2340と握り比べて、近かったのはKSC。前部が太くハイキャパを握っているようで、後ろは細めの、逆三角形型に感じた。KTW製は、後ろも若干ボリュームのある棒型だが、握り心地は悪くない。私の手は標準より小さめなので、ガチガチの外人仕様グリップでは難がある。「前部が太くハイキャパ」という表現に関しては、同じシグで言うとP230に近いものがあると思う。今のところトイガンでモデルアップされていないスムースタイプの実物(グリップ)も入手したい。
箱から出した直後に弁当箱ハンマーで失望し、次に違和感を感じるのは分解用スロットか、もしくはチャンバーの位置だろう。これが3番目の欠点。実銃より10㎜ほどマズル側に寄っているのだ。画像はvol.2の4枚目を参考にして欲しい。これは、エアャ塔vどうこうより、ホールドオープン時にチャンバーが半端に止まることを嫌ったからではないかと推測する。言い換えると、エジェクションメ[トは完全に開口するということであり、慣れてくればさほど気にならないので、ここは目をつむろう。
9mmパラの空カートと交えてマガジンを撮影してみた。フルサイズでずっしり重い上級の物である。マニュアルによると装弾数は24発で、フォロアーを下げる必要は無く、そのまま手で込めても良いし、ローダーも使えるらしい。載っている写真ではマルイのBBローダーらしき物で装填している。サイバーガンの公式サイトを覗くと、幾つか国産と思わしきトイガンが製品群に混じっている。・・・サイバーガンは銃器メーカーの商標を数多く取得しており、輸入したトイガンにそれを付加して販売しているのである。例えば、カテゴリから「MAUSER」を検索すると、マルシン製品が現れることに注目。
話を戻して、マガジン右側に、"インスペクション・ホール"(残弾確認用小窓)を「5」「10」の数字と共にモールドで再現。形状は完璧だが、先述より、フォロアーがかなり上にあるのが確認できるだろうか。これをあと5㎜下げることができたなら、スライドへのスライドストップの干渉は避けられたであろう。難しい注文だろうか。
フィンガーレスト兼マグバンパーにはシグのロゴマークが凸刻印で入っていて感激。私は手が小さく、握るとグリップが余るほどなので普通のマグベースで足りるのだが、生憎そのようなオプションは無い。シグロゴの真下にマグバンパーのストッパーがあり、押すとマガジンの腑を取り出せる。グリップの時と違い、プラ棒で軽く突いてやるだけなので精神的にも助かる。
バンパーを外すと、フォロアーとスプリングがピョーンと飛び出してウエイトがゴソッと抜けるのが普通だが、こいつはマトリョーシカの如くマガジンからマガジンが出てきたのである。正しくは、亜鉛合金で固められた"インナーマガジン"に、ABSのガワが被さっている頑強な構造。こんなタイプも無論初見。予算次第で、亜鉛インナー+スチールアウターの横綱級マガジンも夢ではない!?
恒例の空撃。実射の予定は今のところ無し・・・が通例だが、今回は重い腰を上げて撃ってみた。100発の慣らし後、マルイプロターゲット使用、7m無風室内、弾はマルイ0.12gを10発、体勢は伏せ。7mは厳しかったか途中でホップが鰍ゥり散ってしまったので、最終的に半分の3.5mで計測した。結果、集弾円はフライヤー2発を除きおよそ直径5㎝。軽い弾なので的の中心より上目に集まった。トリガーは粘ることなく、発射音は中国製品ふうの「パン」と「ャ刀vの中間。総体的にコッキングガンなら標準クラスの性能だと思う。逆三グリップも握りやすく苦にならなかった。初めのうちはスプリングが硬くコッキングし辛いと感じたが、スライドの掴み方を変えるといささか楽になった。具体的には、セレーションを利き手と反対の手のひらで掴み(このとき親指の向きは自身)、フレームを押し出すようにしてコッキングするというものである(C誌07年1月号が詳しい)。遊びの中で、自分に適した銃の扱い方を学ぶことができた。
レメ[トを4回書く気になるというのは、それなりに良い物だからである。シグプロは食わず嫌いだが、この機会に各社の製品に触れて少し免疫がついた。シグ初のャ潟}ーフレイム拳銃は想像を上回っていた。SP2022に言及すると、過去に旧モデルの少数生産品を複数送り出したKSCさえ手をつけなかった点、サイバーガンとBWCは、120丁限定ながらよくぞ日本での流通を可能にしてくれた。ただ、コッキングガンでこの価格は売れないと判断し、あえてマニア層へ訴えるためオマケを付けて高額に設定したのだと思うが、本体のみ6,000円で販売した方がより多くのユーザーに受け入れられたのではないだろうか。評価が分かれる製品だが、私にとっては、一年の締めくくりにふさわしい買い物だった。双方のメーカーの今後の活躍に期待したい。