新幹線内。妄想で暇つぶし。
LOOK系のビンディングペダルは、ペダル後部のキャッチでクリートを固定する。しかし、引き足を使う時にキャッチのバネが僅かでも伸びるなら、それはパワーロスになる。
では、キャッチをペダル先端に持ってきてはどうか。
足先でのステップインは、まぁ入らんこともなさそう。ステップアウトはかかとを軸にして足先を外に振るわけだが、体重が乗らず外れにくい気がするし、足首痛めるかも。
なら、ペダル側面から、クリートを水平に差し込むような構造ではどうだ。
ペダル本体は、横から見ると「凹」に内向きの爪が生えたような形状。キャッチは必要なく、ペダルは軽量である。クリートを差し込んでしまえば、足を意識して外側に、ペダル軸と平行に移動させければ外れない。というか、外すのに難儀する。キャッチによるバネ補正が無いので、ペダルとクリートの勘合にガタがあれば直結で致命傷。構造上、クリートは遊び無しの完全固定になる。
上のクリートは「工」のような形状を想定した。今度は、靴裏を見て、およそ円形のクリートにして、ペダルへ鍵のように差し込むことはできないか。
さっきに比べて着脱はやや楽になった。外すには、拇指球を中心に足をひねれば良い。LOOK型キャッチが上下に動くのに対し、ペダル内部で左右に動くキャッチ(フリーハブの爪のような)を設ければ、不意に外れる事故を防げるだろう。
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ここまで考えて、ピンときたのがスピードプレイだった。クリートでペダルを掴む発想がどこから出てきたかは知らない。試作品を幾つも作った上で、Qファクターやクリート位置の調整機能とキャッチのメカを効率的に配置しようとした時、従来ペダルに与えられていたキャッチ機能をクリートに持たせたのではないか。どこかに答えが書いてあるかもしれないが。
自分が得たのは、ペダル(もしくはクリート)の形状を決めたのが、そもそもキャッチのバネによるパワーロスを低減するためだったという過程。結果的に同じ「円形」にたどり着いたのが面白かった。
新神戸・浜松間の様子をお伝えしました。
LOOK系のビンディングペダルは、ペダル後部のキャッチでクリートを固定する。しかし、引き足を使う時にキャッチのバネが僅かでも伸びるなら、それはパワーロスになる。
では、キャッチをペダル先端に持ってきてはどうか。
足先でのステップインは、まぁ入らんこともなさそう。ステップアウトはかかとを軸にして足先を外に振るわけだが、体重が乗らず外れにくい気がするし、足首痛めるかも。
なら、ペダル側面から、クリートを水平に差し込むような構造ではどうだ。
ペダル本体は、横から見ると「凹」に内向きの爪が生えたような形状。キャッチは必要なく、ペダルは軽量である。クリートを差し込んでしまえば、足を意識して外側に、ペダル軸と平行に移動させければ外れない。というか、外すのに難儀する。キャッチによるバネ補正が無いので、ペダルとクリートの勘合にガタがあれば直結で致命傷。構造上、クリートは遊び無しの完全固定になる。
上のクリートは「工」のような形状を想定した。今度は、靴裏を見て、およそ円形のクリートにして、ペダルへ鍵のように差し込むことはできないか。
さっきに比べて着脱はやや楽になった。外すには、拇指球を中心に足をひねれば良い。LOOK型キャッチが上下に動くのに対し、ペダル内部で左右に動くキャッチ(フリーハブの爪のような)を設ければ、不意に外れる事故を防げるだろう。
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ここまで考えて、ピンときたのがスピードプレイだった。クリートでペダルを掴む発想がどこから出てきたかは知らない。試作品を幾つも作った上で、Qファクターやクリート位置の調整機能とキャッチのメカを効率的に配置しようとした時、従来ペダルに与えられていたキャッチ機能をクリートに持たせたのではないか。どこかに答えが書いてあるかもしれないが。
自分が得たのは、ペダル(もしくはクリート)の形状を決めたのが、そもそもキャッチのバネによるパワーロスを低減するためだったという過程。結果的に同じ「円形」にたどり着いたのが面白かった。
新神戸・浜松間の様子をお伝えしました。