DJみならいのモデルガンブログ

20年近くだらだらと書いています。モデルガン、自転車などの記録。

そうだ 尾道 行こう

2013-09-25 22:38:00 | _ HASA

 第12回来島海峡大橋サイクリング大会
 しまなみ×小豆島(前編)
 しまなみ×小豆島(後編)

 尾道ラーメンが食べたい。尾道の空気を吸いたい。距離は自宅→尾道で200km、しまなみ70km。

●23日
 家族に何気なく「尾道行こうかな~」とネタ振りしたところ「明後日の新聞のゴミ出しできるなら逝ってよし」とのこと。新聞回収は朝の8時。今日中に尾道まで自走し、広島県内で夜明けを待ち、ラーメンを食べてからしまなみを走って、オレンジフェリー(新居浜)orジャンボフェリー(うどん)で帰れば行ける。

 2号線を西へ進み、しまなみ打通。残りは今治からの海岸線をなぞる簡単なルート。雨の予報は出ておらず、泥除け等の雨天装備は無し。デジ一を担ぐ分バックパック(ナップサックだが)の容量が足らんので、Co2ボンベを優先して携帯ャ塔vは持たない。

 1430自宅発。姫路で夕食牛丼1700時。備前を抜けるまで30km/hオーバーで来ていたものの、岡山市内に入ってから側道に放り出されてペースダウン。この側道、街灯がほとんど無い。脇は田んぼで右が本線。路面はそこそこ整っているが、浮ュて20km/hしかよー出さん。ママチャリでも危ないし、そもそも街灯いらんほど治安良いのか岡山市。イライラするとお腹が空くというのは本当らしく、しばらくしてハンガーノックでコンビニin。尾道ラーメンに先立ちカップ麺(坦々麺)をすする。

 倉敷市内に入るまではタラタラしたペース。このあたりから本線に復帰しつつ道が橋梁化。路側帯の幅が側溝の蓋くらいしかありゃしない。備前ペースの上を行くハイパーぶっちぎりタイムが発動し、隙あらばダンシング。ところでさっきから福山/笠間の案内標識ばかりだが「広島県」はまだか。

 シャワー設備で選んだ初日の目的地、福山のコミックバスターに着いたのは日付が変わった頃。悲しいくらい遅いペースにへこみながら6時間パック1,500円を購入。歯ブラシやシャワー利用でいちいち課金されナイトパックの設定も無いが、店員の愛想は良いしブースも綺麗。ここで仮眠をとって明け方のラーメンに備える。

●24日
 「のりりん」の新刊を読みながら帰路を考えるうち、日の出が近づいてきた。ラーメンの開店は午前11時というのが多い。開店一番に入って1時間座るとして、尾道発が12時。新居浜のフェリーは1630時に出るわけだが、しまなみ70kmと今治→新居浜の50kmを4時間で攻略できるか。

 無理である。フェリー乗り場には少なくとも出航1時間前に着きたい。逆算して店を探すと、候補は2軒。9時から開く「しみず食堂」と7時からの「沙羅の木」。前者は去年の滞在時に寄ったこともあり、時間に余裕のある後者に的を絞る。ただしネットの評価は極めて微妙。


 7時過ぎに尾道入り。店を見つけたのが8時。言っちゃなんだがこんな分かりにくい玄関ってどーなの。食べログには正面?の写真もあるが、実際は自家用車が鎮座して一般宅にしか見えなかった。GPSで調べても分からんので、番地を自分で探してたどり着いた。事前情報のとおりメニューは喫茶店的な印象。ラーメン定食750円一択。出されたのは、ラーメンと白ごはん他、きゅうりの垂フ物、窒フ子の煮物、白菜のお漬物。やや偏った内容である。ラーメンも普通の尾道仕様で、抜きん出たものは無い。画像を撮り忘れた後悔もせず、ラーメン同様あっさりと完食。なお、単品は550円なり。




 聖地福本渡船の写真だけはしっかりと押さえ、乗船。尾道の滞在時間僅か1時間少々ながら目標を達成。ここからはしまなみ海道の最短コースをなぞる。1年ぶりのしまなみは、南中の位置から降り注ぐ日差しがきつく、セオリーどおりの向かい風。足が尽きてきたうえに、昨日からのダンシングで手のまめが潰れて痛い。橋を渡るたびひたすらアウターを踏み唐オ、今治のサークルKで貰ったレシートの打刻が1232時。

 余裕を持って新居浜へ行くには、あと2時間半で50km。微妙。うどんもとい高松なら翌日1時をタイムリミットに150km。この150kmは走り足らなかった時のオプション的なプラン。もう十分ですわ。今治から新居浜(港の最寄りは多喜浜駅)まで輪行して、港へ自走するのが無難か。そう閃いた瞬間に心が折れて輪行決定。1324発の電車で新居浜東港へGO!




 オレンジフェリーの乗り場で受付を済ませたのは15時。写真を撮っていると迎えの車がやって来た。フェリーはトラック野郎向けの「おれんじホープ」。一般客で最初に乗船することになり、一番風呂をゲット。間違いなく自走より早い行程であり、結果的に輪行したのは正解だった。風呂上りのハイパー船飯タイムは、海鮮ちゃんぽん750円と今日の一品(鳥ステーキ)400円、そして定番のカレー550円で〆。



 2等寝室で気絶し、神戸着2350時。寝ている間にお腹が空いたので、三宮のサイゼリアで夜食。何だかんだで店を出たのが翌25日の午前2時。中途半端な時間だが、とりあえず自宅方面へ向かう。旅の終わりは須磨離宮公園西の登坂。普段は車両を避けて歩道を通っているが、この時間帯はガラガラ。キープレフトで車道を一気に駆け上がる。1回信号に引っかかったものの、アウターローをシッティングで踏み抜きフィニッシュ。

 近所の露天風呂で夜明けを眺め、午前7時に帰宅。新聞をゴミに出して全日程終了。昼に買出し行った時、まだ新聞は回収されてなかったとさ(´・ω・`)

BRM907 紀伊半島一周

2013-09-07 18:00:00 | _ レース・イベント


 最長の戦いと苦行。

 結果、エントリー?名完走?名中?着で600km認定(リザルト未発表)

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●装備
 乾電池2本で20時間というランタイムを買い、猫目HL-EL340を2本目のフロントライトに。フェンダーはフロントをゼファール/クルーザーロードに交換。リアはあさひのハネンダー。バッテリ切れ対策で、トップチューブにAnker/Astro5600mAhをブラックテープで巻きつけた。

 補給食は、チェックャCント6か所に対応してスメ[ツ羊羹を12個(1ヵ所につき2個)、CCDゼリー黄色を6個、CCDドリンクを現地で作れるよう、粉を6袋(3リットル分)持っている。その他、梅丹の試供品をいくつか携行。

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●前日~集合
 前日は仕事で100名の研修会場セッティング。自宅を出たのは22時ごろ。集合時間は泉佐野7時。東岸和田のファミレスで一夜を明かす。ほぼ寝てない。

 朝6時前に泉佐野のファミマに到着。おにぎりを食べながらCCDドリンクを作ってストレッチ。ファミレスからここまで30km/h巡航できた。腸脛靭帯を痛めたひざの調子は良い感じ。

 ブリーフィングの時間。キューシートと配布データの誤差を聞くがいまいち飲み込めない(泣) 今回ブルベ初挑戦の人はいないようだ。初めて600kmを走るのは自分も含めて数名。ほかはみな経験者だった。

●出発~PC2(串本)
 序盤は25km/h巡航で走る我慢の展開。山中渓の手前でミスコース→すぐ復帰。和歌山(海南)の海岸沿いまでトラックが多くややこしい。集団に混じったままPC1へ向かうと思われたが、50kmを過ぎた有田大橋の手前、トラックをドラフティングする1台が均衡を破る。シートステーに刺さるャ塔v。ムキムキの背筋とフト☆モモ。銀のオルベア。O氏。

 反応して追いかけると巡航速度は一気に35km/h。これはヤバイ。丘超えで後続がちぎれてしまい、しばらく2人旅。そして由良の峠に差し鰍ゥりトンネルの中で僕を抜く1台。色違いのオルベア。

 「僕は足残ってないですけど、今行かないと(O氏に)追いつけないですよ」そう言い残して2台目のオルベアは峠でちぎれていった(あえて温存した?) 羊羹を食べながらO氏の後ろにつくがダンシングでちぎられる。これ以上はひざがヤバイ。遠くなるオルベアの背中。この先で会うことは無かった。

 PC1の時点でCCDドリンクは1リットルを消費。追加分を作りつつゼリーと羊羹を補給。ひざのストレッチだけ念入りにして30分で出発。田辺→串本間は眠気との戦い。事故りそうで10分休憩を何度かとる。白浜あたりでスズメバチに襲われて目が覚めた。。

●PC2(串本)~PC4(志摩磯辺)
 串本でもドリンク補充。ストレッチでひざのダメージを抜く。

 新宮までに日が落ち雨が降り出した。記憶に残っているのは雨の中走った御浜の海岸沿いと、熊野、尾鷲。そして紀伊長島までの延々たる峠とトンネルの繰り返し。通っていないトンネルを通りすぎたと勘違いして引き返したりした(意味不明) 酷く疲れていたのは間違いない。ここでナビのバッテリが切れるも予備バッテリを繋いで助かった。当たり前なんだけどナビが点いた時は感激したなぁ。

 日をまたいでPC3(紀伊長島/道の駅まんぼう)。場所が見つからず無関係の一般ドライバーに教えてもらった。あまりの疲れにベンチで寝落ち。他のブルベ人もバタバタ唐黷トいた。スタッフも「屍がいっぱいだね~」と苦笑い。まだ300km残っている。

 気が付くと午前2時。PC3出発。ひざの痛みで階段を下りられない。でも自転車には乗れる。走り出すといきなり街灯ゼロのまっくら峠。茂みがガサガサ、動物までいるよ。PC3からPC4まで70kmだけなのは峠の繰り返しだからなんだね。後で聞くと鳥羽でDNFして近鉄で帰った人が多いらしい。

●PC4(志摩磯辺)~PC6(五條)
 昨日はろくに食べてない。羊羹も口が受け付けない。この先の県境、高見峠(標高900m)に備えてカップヌードル解禁。

 PC5(勢和多気)まで道なり。大した景色でも無いので温存区間と位置づけて軽いギアを回す。CCDドリンクの味も単調になってきた。ボトル片方に麦茶を入れてみよう。麦茶うまいよ麦茶。

 PC5では最後の難所に備えてストレッチ。CCDドリンクと麦茶を補充。五條に着けばゴール同前。この100kmが勝負だ。

 勢和多気からは試走したので安心。ここから高見峠までが上りで、吉野以降ほぼ下りなのも知っている。キツイのは半分だけだ。ひざの痛みも軽くなってきた!区間賞を狙う気で(そんな賞は無い)5人ほど差し返す。飛ばしすぎて吉野でハンガーノックに陥るも羊羹を食べてリセット。勢和多気→五條を5時間で通過。

●PC6(五條)~ゴール(泉佐野)
 五條以降はノープラン。コンビニでサラダを食べてタラタラ大阪へ向かう。体は疲れ切り、しょぼい上りが激坂に感じる。速度は20km/hを割り、右ひざをかばってきた左がいよいよ痛み出す。

 和歌山→大阪間の雄ノ山峠で日が落ちる。BRM518と似た展開だが今回は1人旅だった。痛む左ひざを痛めた右でかばう老老介護。体はガタガタなのに意識ははっきりしている。

 ついにゴール。ブルベカードチェック。ここでチェック漏れがあったら失神する。「これ見本にしてサインして」と差し出されたのは先にゴールしたO氏のカード。26時間という文字を見て目玉飛び出す。長距離ではとても勝てそうにないな。

 疲れと敗北感に襲われながらの輪行。寝落ち。明日は仕事だ。

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●番外編:体へのダメージ
 翌日の目覚めは良かった。短時間で深い睡眠がとれたらしい。ひざもストレッチのお蔭でそこそこ曲がる。

 しかし元々皮膚が弱いところ2日間風呂に入れずかぶれてしまった。ひざ裏と股関節に股ズレ。特にひざ裏はかさぶたが痒い。ロングタイツも万能ではないか。

 ハンドルの振動と長時間のグリップで手が痺れっぱなし。握力ほぼゼロ。蛇口の水圧に負けて水をすくえない。指がふにゃふにゃで「前にならえ」ができない。箸も持てなかったが1週間経ってようやく回復しつつある。

BRM907 脳内会議

2013-09-01 17:35:00 | ▼自転車


 来週に迫った600km。前回参加のブルベは5月の300kmで、この間にひざをやってしまうなど状態は良いと言えない。だいたい月末に400~600走ると言っといてこの記事書いてるのはどーかと思う。台風来るなんて聞いてねー。

 真面目な話、右ひざのアレこと腸脛靭帯炎がかなりマシになっており、時間があれば完治しそうなのでインターバルを置いた次第。ストレッチと市販薬の効き目ヤバイ。俺のインドメタシンで地球がヤバイ。

 先週の200kmを終えた翌朝、右ひざは痛みで全く曲がらなくなっていた。そこで前夜に試していたストレッチをすると、あら不思議、ひざが動くではありませんか!1!(医者池) 週半ばには、腱鞘炎・テニス肘用のゲルを購入。塗り始めて4日くらい経ち、ますます効果を実感している。200練の前は冷シップを貼っていたが、こちらは一晩で皮膚がかぶれてしまい、自分には向いていなかった。ゲルも多少かゆくなるが、薄く塗って翌朝に洗い流せば続けられそう。

 ひざ痛でもう1点。200練の前後で痛みの出どころが違う。気がする。膝の皿を中心にして、前は上が痛かったのに対し、今は下。感覚的な話をすると、ずれていた筋が戻ったような。希ガス。少なくとも、発症直後は200kmなんて考えられなかった。そうめん食いに行った時だって、帰路を諦めて電車で帰ってきたんだ。

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 3年は使ったであろうDeda/Zero100ステムが退役。次期ステムには先代のニュートン31が着任。長さは90mm→120mmに。120mm?

 ステムは80~90mmを使ってきた。最初に乗ったScott/SUB30の付属ステムは100mmだった(裏返したら110mmかも)。「なげー!こんなもん乗れるか」と思って80mmに換えてから、大幅な変更はしなかった。ハンドルは近く、サドルは高くのャWションを見直したきっかけはひざ痛であり、あ~る君28周年である。

 20kmに満たない短いイベントだから、駒ヶ根と伊那の境にある火山峠を本気で走りたい。前日の試走で気づいたのは、ダンシングだと痛みが出にくいこと。逆に言えば、シッティングでひざに負担がかかっている。思い切ってサドルを2cm上げると、痛みの頂点が和らいだ。ハンドルとの落差はえらいことになったが、両肘を直角に曲げたTTばりのャWションで、伊那の向かい風を攻略。無事1時間内に西園寺ツーリストの玄関をブチ割った。

 ステムの長さは、汁の店長が提唱するサドルの高さ×96%という数字が決め手だった。その結果が120mm。いやぶっちゃけニュートン31が前から欲しくて、奥で安く出てたのがこのサイズだって話なんだが。しかも意図せずフルチタンボルトですよ。

 120mmのインパクトは凄いが、もがいた時の安定感も見かけ唐オではない。ストレートからベントフォークに換えたのも大きいだろうが、特に登坂では「真っ直ぐ上ってる~」的感覚顕著候。ブルベ毎回1着のオルベア氏のダンシングは、体幹が常に地面と垂直で驚いたが、このあたりにも秘密はあるのではないか。

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 BRM907について、オダックス近畿のホームページや参加案内には「美味しいもの満載」「沿道に温泉がたくさんあります」と書いてある。オルベア氏の攻略時間がおそらく24~25時間。俺は30時間を目指す。残念ながら、温泉に浸かる余裕も、仮眠をとる時間も無い。

 300kmの記事で「飯の時間を削ってまでタイムを縮めようとは思わない」と書いたが、今回は補給時間も限りなく削らせてもらう。食事は羊羹とCCDドリンク・ゼリーである。在庫が無くなりゃあんぱんでも食ってろ。

 俺の補給時間は長すぎる。300kmの時は、PC1で20~30分休み、青山峠を下りきったPC3では1時間近く腰を落ち着けていた。それでも向かい風35km/hの巡航速度で時間を稼ぎ7着に入ったが、600kmでそれは通用しない。先週の200練ではひざをいたわり、25km/h程度で走るよう心鰍ッ、ここぞ一発の登坂だけ全力を出した。結果的に、200kmを超えても体力・精神とも余裕ができた。これが600の走り方だと思った。

 装備は、メインの前照灯をNiteRider/ULTRA-FAZER-MAXから猫目HL-EL340に更新予定。スメ[ツバイクを始めてから、ナイトライダーには随分お世話になった。満タンのエネループを積んでも前ほど明るくないのは、俺の目玉か電球のどちらがヘタったのだろう。弱でも5時間という電池バカ食いのランタイムでは、どのみち600に連れて行けない。また、GPSにはゲーム機・スマホ向けの外部電源を奢るつもり。さようなら電池切れ。試走の意味半分くらい失ったけど。

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 以下参加案内より引用。

>PC3を過ぎるとR260に入ります。
>峠を一つ越えると、サークルKがあります。
>しかしそれ以降、374.1km地点までの間、約40kmは食糧補給する場所が全くありません。
>ご注意ください。
>暗い中R260に突入すると、坂道・トンネル・真っ暗闇、坂道・トンネル・真っ暗闇、坂道・トンネル・真っ暗闇・・・の繰り返しです。
>延々続きます。
>かなり体力(精神力)を消耗しますので、くれぐれもご注意ください。真っ暗闇で、野生の鹿や猿、 その他得体の知れない動物がご挨拶してくれます(試走スタッフ談)。

 楽しそうじゃん。