第12回来島海峡大橋サイクリング大会
しまなみ×小豆島(前編)
しまなみ×小豆島(後編)
尾道ラーメンが食べたい。尾道の空気を吸いたい。距離は自宅→尾道で200km、しまなみ70km。
●23日
家族に何気なく「尾道行こうかな~」とネタ振りしたところ「明後日の新聞のゴミ出しできるなら逝ってよし」とのこと。新聞回収は朝の8時。今日中に尾道まで自走し、広島県内で夜明けを待ち、ラーメンを食べてからしまなみを走って、オレンジフェリー(新居浜)orジャンボフェリー(うどん)で帰れば行ける。
2号線を西へ進み、しまなみ打通。残りは今治からの海岸線をなぞる簡単なルート。雨の予報は出ておらず、泥除け等の雨天装備は無し。デジ一を担ぐ分バックパック(ナップサックだが)の容量が足らんので、Co2ボンベを優先して携帯ャ塔vは持たない。
1430自宅発。姫路で夕食牛丼1700時。備前を抜けるまで30km/hオーバーで来ていたものの、岡山市内に入ってから側道に放り出されてペースダウン。この側道、街灯がほとんど無い。脇は田んぼで右が本線。路面はそこそこ整っているが、浮ュて20km/hしかよー出さん。ママチャリでも危ないし、そもそも街灯いらんほど治安良いのか岡山市。イライラするとお腹が空くというのは本当らしく、しばらくしてハンガーノックでコンビニin。尾道ラーメンに先立ちカップ麺(坦々麺)をすする。
倉敷市内に入るまではタラタラしたペース。このあたりから本線に復帰しつつ道が橋梁化。路側帯の幅が側溝の蓋くらいしかありゃしない。備前ペースの上を行くハイパーぶっちぎりタイムが発動し、隙あらばダンシング。ところでさっきから福山/笠間の案内標識ばかりだが「広島県」はまだか。
シャワー設備で選んだ初日の目的地、福山のコミックバスターに着いたのは日付が変わった頃。悲しいくらい遅いペースにへこみながら6時間パック1,500円を購入。歯ブラシやシャワー利用でいちいち課金されナイトパックの設定も無いが、店員の愛想は良いしブースも綺麗。ここで仮眠をとって明け方のラーメンに備える。
●24日
「のりりん」の新刊を読みながら帰路を考えるうち、日の出が近づいてきた。ラーメンの開店は午前11時というのが多い。開店一番に入って1時間座るとして、尾道発が12時。新居浜のフェリーは1630時に出るわけだが、しまなみ70kmと今治→新居浜の50kmを4時間で攻略できるか。
無理である。フェリー乗り場には少なくとも出航1時間前に着きたい。逆算して店を探すと、候補は2軒。9時から開く「しみず食堂」と7時からの「沙羅の木」。前者は去年の滞在時に寄ったこともあり、時間に余裕のある後者に的を絞る。ただしネットの評価は極めて微妙。
7時過ぎに尾道入り。店を見つけたのが8時。言っちゃなんだがこんな分かりにくい玄関ってどーなの。食べログには正面?の写真もあるが、実際は自家用車が鎮座して一般宅にしか見えなかった。GPSで調べても分からんので、番地を自分で探してたどり着いた。事前情報のとおりメニューは喫茶店的な印象。ラーメン定食750円一択。出されたのは、ラーメンと白ごはん他、きゅうりの垂フ物、窒フ子の煮物、白菜のお漬物。やや偏った内容である。ラーメンも普通の尾道仕様で、抜きん出たものは無い。画像を撮り忘れた後悔もせず、ラーメン同様あっさりと完食。なお、単品は550円なり。
聖地福本渡船の写真だけはしっかりと押さえ、乗船。尾道の滞在時間僅か1時間少々ながら目標を達成。ここからはしまなみ海道の最短コースをなぞる。1年ぶりのしまなみは、南中の位置から降り注ぐ日差しがきつく、セオリーどおりの向かい風。足が尽きてきたうえに、昨日からのダンシングで手のまめが潰れて痛い。橋を渡るたびひたすらアウターを踏み唐オ、今治のサークルKで貰ったレシートの打刻が1232時。
余裕を持って新居浜へ行くには、あと2時間半で50km。微妙。うどんもとい高松なら翌日1時をタイムリミットに150km。この150kmは走り足らなかった時のオプション的なプラン。もう十分ですわ。今治から新居浜(港の最寄りは多喜浜駅)まで輪行して、港へ自走するのが無難か。そう閃いた瞬間に心が折れて輪行決定。1324発の電車で新居浜東港へGO!
オレンジフェリーの乗り場で受付を済ませたのは15時。写真を撮っていると迎えの車がやって来た。フェリーはトラック野郎向けの「おれんじホープ」。一般客で最初に乗船することになり、一番風呂をゲット。間違いなく自走より早い行程であり、結果的に輪行したのは正解だった。風呂上りのハイパー船飯タイムは、海鮮ちゃんぽん750円と今日の一品(鳥ステーキ)400円、そして定番のカレー550円で〆。
2等寝室で気絶し、神戸着2350時。寝ている間にお腹が空いたので、三宮のサイゼリアで夜食。何だかんだで店を出たのが翌25日の午前2時。中途半端な時間だが、とりあえず自宅方面へ向かう。旅の終わりは須磨離宮公園西の登坂。普段は車両を避けて歩道を通っているが、この時間帯はガラガラ。キープレフトで車道を一気に駆け上がる。1回信号に引っかかったものの、アウターローをシッティングで踏み抜きフィニッシュ。
近所の露天風呂で夜明けを眺め、午前7時に帰宅。新聞をゴミに出して全日程終了。昼に買出し行った時、まだ新聞は回収されてなかったとさ(´・ω・`)