沼津『ベアードブルーイングカンパニー』2Fはパブ『タップルーム』。
ベアードビール全種類が楽しめます。
明るく、輪切りにした丸太を使ったテーブルなど、ちょっとアメリカンな雰囲気。
窓際のカウンター席からは、漁港が良く見えます。
定番ビール6種+季節限定1種のうち、ハンドポンプにかかっていたのは以下の3種。
・アングリーボーイ ブラウンエール
・黒船ポーター
・ワーキングマンズ・ダークマイルド(季節限定)
季節限定の『ワーキングマンズ・ダークマイルド』(上の写真)は、かなり濃いこげ茶色。
麦の香ばしさを感じる、見た目より軽めのビールでした。
「マイルド」は、イギリスの肉体労働者が仕事の後にガブ飲みするような種類のビールだそうです。
以前に参加した『ブリティッシュエール入門』では、マイルドは絶滅寸前のスタイル、と説明されていました。
一緒に飲みに来ていたイギリス人の友達は、イングランド中部の炭鉱が多くあった地域の出身。
マイルドが良く飲まれていた地域だそうです。
彼の話によれば、
・イングランド中部ではまだ売られている。
・商品名は“Banks's Mild”など、「ブリュワリー名+Mild」が多い。
・鉄工所で働いていた人達は、仕事の後にマイルドを10パイント位は飲んでいた。
・今では年配者が飲むビール。
注:Banks'sは彼の地元のビールですが、調べたところ商品名“Banks's Original”がMildに当たるようです。
このベアードのマイルドは、彼によれば
「個人的には、イギリスで今でも飲まれているマイルドの味とは、ちょっと違うと思う」
との事でした。
やはり美味しかったのは、『ライジングサン ペールエール』。
ホップの香りがものすごく効いていて、いかにもベアードビールらしい味です。
『帝国IPA』はグレープフルーツのような香りが好きなのですが、この日はやや抑え目な感じでした。
結局全種類飲んでしまったのですが、どれもしっかりした美味しいビールでした。
ただ、パブとして考えると、濃厚・高アルコール中心のラインナップはちょっとヘビーすぎて疲れるかな、という気もしました。贅沢な悩みだな、とは思いますが。
イギリス人の友達もニュアンス的には同意見っぽかったのですが、言葉の関係もあって上手く説明できず、
「何ていうか、『怪獣総進撃』の怪獣が全部キングギドラみたいな、アンギラスやラドンがいない状態…」
と例えてみたのですが、イギリス人はおろか日本人にも丸っきり通じませんでした…。
色々書いてしまいましたが、凄く美味しいビールを、いいロケーションで飲めるタップルーム、ビール好きなら出かけてソンは無いと思います。
沼津は東京からは少々遠いのですが、魚屋さんやお寿司やさんも廻りつつ、日帰り観光を楽しむにはいい所だと思います。
ベアードビール全種類が楽しめます。
明るく、輪切りにした丸太を使ったテーブルなど、ちょっとアメリカンな雰囲気。
窓際のカウンター席からは、漁港が良く見えます。
定番ビール6種+季節限定1種のうち、ハンドポンプにかかっていたのは以下の3種。
・アングリーボーイ ブラウンエール
・黒船ポーター
・ワーキングマンズ・ダークマイルド(季節限定)
季節限定の『ワーキングマンズ・ダークマイルド』(上の写真)は、かなり濃いこげ茶色。
麦の香ばしさを感じる、見た目より軽めのビールでした。
「マイルド」は、イギリスの肉体労働者が仕事の後にガブ飲みするような種類のビールだそうです。
以前に参加した『ブリティッシュエール入門』では、マイルドは絶滅寸前のスタイル、と説明されていました。
一緒に飲みに来ていたイギリス人の友達は、イングランド中部の炭鉱が多くあった地域の出身。
マイルドが良く飲まれていた地域だそうです。
彼の話によれば、
・イングランド中部ではまだ売られている。
・商品名は“Banks's Mild”など、「ブリュワリー名+Mild」が多い。
・鉄工所で働いていた人達は、仕事の後にマイルドを10パイント位は飲んでいた。
・今では年配者が飲むビール。
注:Banks'sは彼の地元のビールですが、調べたところ商品名“Banks's Original”がMildに当たるようです。
このベアードのマイルドは、彼によれば
「個人的には、イギリスで今でも飲まれているマイルドの味とは、ちょっと違うと思う」
との事でした。
やはり美味しかったのは、『ライジングサン ペールエール』。
ホップの香りがものすごく効いていて、いかにもベアードビールらしい味です。
『帝国IPA』はグレープフルーツのような香りが好きなのですが、この日はやや抑え目な感じでした。
結局全種類飲んでしまったのですが、どれもしっかりした美味しいビールでした。
ただ、パブとして考えると、濃厚・高アルコール中心のラインナップはちょっとヘビーすぎて疲れるかな、という気もしました。贅沢な悩みだな、とは思いますが。
イギリス人の友達もニュアンス的には同意見っぽかったのですが、言葉の関係もあって上手く説明できず、
「何ていうか、『怪獣総進撃』の怪獣が全部キングギドラみたいな、アンギラスやラドンがいない状態…」
と例えてみたのですが、イギリス人はおろか日本人にも丸っきり通じませんでした…。
色々書いてしまいましたが、凄く美味しいビールを、いいロケーションで飲めるタップルーム、ビール好きなら出かけてソンは無いと思います。
沼津は東京からは少々遠いのですが、魚屋さんやお寿司やさんも廻りつつ、日帰り観光を楽しむにはいい所だと思います。
ちなみにBanksがあるのはWolverhampton(ウォルバーハンプトン)と言う街でした。
怪獣大戦争が全部キングギドラだったら確かに疲れますよね(笑)
ホップがバッチリ効いてしまっているんですよね。あと、味わいの複雑さもいただけません。複雑さはベアードの身上ですので、そんなもん要らんと言う私がいけないのかもしれませんが……
英国のエールはシンプルで奥行きがある。例えて言えばアンサンブルのようなものです。
ベアードの英国モノはオーケストラが小さい音を出しているような印象を受けます。
この決定的な違いが、私にはどうも馴染めませんでした。
友人はDudleyという街の出身だそうで、
この夏Banks'sのパブでウェディングパーティーをされたようです。
この辺りも一度出かけてみたいですね。
>山の長老様
なかなか芸術的な比喩表現をありがとうございます。
例えがいつもゴジラやガンダムになってしまう私としては、参考にしたいです。
残念ながらパブエールは飲めずじまいでした。
メーカーの個性と、ジャンルとしてのらしさを美味くバランスさせるのは難しそうですね。
ジャンルとしてのらしさを重視しすぎると、ベアードらしくないと言われそうですし…。
やっぱり時にはクモンガやカマキラスがいないと。
ヘドラはノーサンキューですが。
英国のエールはシンプルで奥行きがある。例えて言えば、ガイア・オルテガ・マッシュのジェットストリームアタックのようなものです。
ベアードの英国モノは、コロニーレーザーを出力を絞って発射したような印象を受けます。
……こんな感じでいかがでしょうか :-)
へドラ、怪獣としては大好きなんですけどね。
エビラは今一つビールに合わないのが残念。
>山の長老様
「魂」のビームライフルと、
「てかげん」のハイメガキャノンって感じでしょうか。