夕闇迫る小出駅の只見線ホームでたたずむJK。EOS7Dでちゃんと撮りたいところですが、持ち合わせはコンデジしかありません。持ち合わせの機材で最高の画質で撮ろうといろいろ工夫してみました。 11,06,17 FUJIFILM FinePix AX250
17日は東日本パスを利用して20年来の深交のある女友達(首の皮)を連れて福島・新潟と一周旅行をしてきました。
今年の梅雨はここ数年では一番天候が悪く撮影のために出撃がほとんど出来ず、撮影ではないにせよ一日旅行は良いストレス解消になったようです。当初はJR東日本乗り放題と言うことで青森往復を計画したのですが、東北新幹線は震災ダイヤで片道1時間も余計にかかるので、現地での滞在時間が少なく、どうしてもせわしなくなってしまうと言う反対意見も出たので思い切って原発の風評被害に苦しむ福島から新潟へ出るコースにしました。
出発は東京08:00発の”つばさ17号”で郡山へ。本来この列車は東京08:08発なので郡山・福島場面で数分程度所要時間がかかる事になります。宇都宮までは快調に張っていた”つばさ17号”那須塩原以北では明らかに徐行運転でした。
郡山で磐越西線に乗換えようとホームに降りると構内の東側に沢山のタキ1000が停車していました。4月はじめにはこのタキを追っかけて3回、計7日間もDD51の燃料迂回輸送を撮影した事が遠い昔話に思えてしまうのが不思議です。
719系6連の1223Mで4月は撮影対象だった磐越西線で会津若松へ。車内では東日本パスでやってきたとわかる旅行者もチラホラ見受けられました。中でも鉄子ちゃんが同じ車両に二人居て、安子ヶ島でEst-iと交換したのですが私が思わず”Est-iだぁ!”と口にすると聞こえたのか、慌てて窓を開けてコンデジで撮影していました。
この日の天気は予報ではくもり時々晴ベースと言うことでしたが、実際は予報より悪く時折雨が落ちてくる程で、猪苗代湖や磐梯山が望めず、ちょっと残念でした。
会津若松でキハ110系3連の3221Dに乗換えて塩川へ。塩川から駅前で客待ていたタクシーで鉄ちゃん御用達の”水車”へ行こうと行き先地を言うと、なんと場所がわからないということ。”いゃ~あんなところに蕎麦屋なんてあったっけ?”なんて言われてしまい、迷っても仕方ないので店に電話して女将さんから運転手さんに直接場所を説明してもらい、やっとたどり着く事が出来ました。
↑↓いつもは鉄ちゃんと行く店に女友達と自分の車ではなくタクシーで乗り付けて訪れると何か不思議な気分です。 11,06,17 FUJIFILM FinePix AX250
我々は日本一の蕎麦と評している水車の蕎麦を堪能して、ゆっくりしていると乗ろうとしていた列車の時間を過ぎてしまいました。しかしこのあたりの地理は地元の人並に理解しているので慌てる事なくタクシーを呼んで会津坂下駅に行ってもらうことにしました。当初は塩川12:45―12:55会津若松で13:10発の只見線427Dに乗るつもりでしたが、磐越西線に間に合わなければ会津坂下から乗れば良いというのは普通の観光客にはなかなか理解できないと思います。
ところで会津坂下の街は撮影の合間で何度か通っているのですが街並みも古く、一度はゆっくり歩いてみたいと思っていた場所でした。今回はひょっな事から、それが実現してしまいました。タクシーをあえて街外れで降ろしてもらい只見線乗車までゆっくり街を散策する事にしました。タクシーを降りて少し歩くとやはりいろいろ面白そうな所が沢山あります。造醤油屋とか得体の知れない骨董屋とか、崩れた土蔵とか時間を余らすと困るなぁ~なんて思っていたらあっという間に427Dの時間になってしまいました。
JA坂下の横の細い道を入ると得体の知れない骨董屋を見つけました。建物の周囲には所狭しとホウロウ看板が貼り付けてあります。特に目を引いたのがJAL PAKではなくジャルパックと書かれた看板です。全員が一度は旅行業に首を突っ込んだことがあるので、この看板には興味津々でした。 11,06,17 FUJIFILM FinePix AX250
当初は会津若松から乗る予定だった427Dを会津坂下から乗車します。意外にも東日本パス利用と思われる乗鉄が多数乗っていてそこそこの乗車率でした。ただ2連のうち後ろがクロスシートで前はロングシートのために乗鉄は後部車両に集中していて(1ボックスに2名程度)、先頭車(キハ40579)は2~4名程度しか乗車しておらず、ロングシートでも良いので空いている先頭車に乗ることにしました。
只見線で会津の奥地に入るととたんに天候が悪化してにわか雨から本降りの雨になってきました。途中、以前から気になっていた撮影地のロケハンもする事が出来ました。人知れず、足場が整備された撮影地を見つけると、次回は是非ここで!と燃えてきます。面白いのは同行者の一人の旦那が鉄ちゃんなので、ここも撮れるんだよ!って説明すると”この間、行きました!”と彼女が持っていたコンデジのモニターでまさにそこから撮った写真を見せられたのには驚いて、思わず笑ってしまいました。
当初の予定通りに会津若松から乗車すると小出まで4時間32分で東海道・山陽新幹線なら最速列車なら東京から小倉を過ぎるくらいの所要時間です。今回は予定変更で会津坂下からの乗車でしたが、それでも乗車時間は3時間51分で東京から広島までの所要時間に少し少ないくらいの時間を要しての乗車です。もし、新幹線で4時間近くも乗車していると退屈だし、体が痛くなるだろうけど、只見線なら窓を開けて空気は吸えるし、停車時間は駅前散策も出来るので本当の旅が出来たかもしれません。
たとえロングシートでも買い込んだアルコール類を躊躇無くいただきました。よく見えませんが、私の足元には飲み干したビールやレモンサワーの空き缶が転がっています。そのため車掌の冷たし視線が気になりました。女性陣も列車内にトイレがあるし、会津宮下・会津川口・只見と停車時間があるりで駅の比較的綺麗なトイレも使えるのは安心だった様です。ちなみに奥に居る子供と大人は親子ではなく学校の児童と先生みたいです。会津坂下から乗車して会津横田で下車していきました。 11,06,17 FUJIFILM FinePix AX250
小出到着後は小出駅の南側にある「見晴らしの湯こまみ」に入浴し小出19:29-20:11越後湯沢で久々に115系の抵抗制御を堪能して(意図的にMc車に乗車)、越後湯沢20:27発”Maxたにがわ426号”で一路東京へ。混んではいないと予想していましたがE4の16両編成は明らかに輸送力過多で、東京まで車端のFL部分は私たちだけの貸切状態でしたが、そのおかげで私は高崎からDE席を回転させて大宮の先まで爆睡状態でした。
427Dで田子倉トンネルを抜けると空は明るくなりだしました。大白川からは薮神まで晴ていましたが、見える限り沿線に鉄ちゃんの姿はありませんでした。 11,06,17 FUJIFILM FinePix AX250
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残席3
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ひだ号
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