かつては東海道線ではブルトレ以外にも寝台急行や荷物列車など日に何十本の客車組成の列車が走っていましたが、そんな時代が今年終わろうとしています。
数多い客車組成の列車の中でやはり王者はブルトレで、その先頭に立つブルトレ牽引機は幼い頃からの憧れで した。
鉄道の撮影を本格的に始めた頃はEF65Pの全盛期でした。とにかく毎日、毎日ブルトレを、そしてEF65Pを眺めて、そして撮影をしました。
私にとってブルトレ=EF65Pと言っても過言ではありません。確かに晩年にDD51重連の”北斗星”を見てカッコイイ!と思ったのも事実ですが、やはり本線を突っ走るのはEF65P型なのです。また逆にEF65の特急色、特にP型を眺めるとヘッドマークの無いP型は何か間の抜けた姿に見えてしまいます。P型は東京機関区でのブルトレ牽引撤退後は一部を残して沼津機関区等へ転配されましたが、転配先で特急貨を牽引する姿も見る事が出来ました。”まだまだ元気だぞ!”と誇示しているようにも見えましたがヘッドマークの無いP型はなんとも馴染めなかった記憶があります。
またP型は長大編成のブルトレを牽引してこそP型なのです。従って最近、高崎に追いやられ安中まで数両の貨物を引いて走るP型の姿はとても哀れで見るに耐え難く、あんな哀れな姿で居るなら解体されたほうがマシとさえ思え、とても撮影する気にはなれませんでした。
月日が経ちいよいよ東海道・山陽線のブルトレ最後の年となりました。あれだけ憧れたブルトレですが、今の編成を見直すと通常期は12両しかなく、また食堂車もありません。すでにブルトレの華やかさがなくなっていた事に最近気づき、落胆してしました。
最後の純正国鉄特急色としてブームとなった535号機牽引の10レ。撮影地は今の東戸塚駅付近で列車の後ろの山(コンクリート補強された山)には今やオフィスビルが建ち並んでいます。またカニ21の後ろに踏切が映っていますがここに踏切がありました。今で言うと東戸塚駅のコンコースの真下あたりになります。 76,05,09
ヘッドマークのデザインとしては”出雲”と共に好きだったのが”瀬戸”です。当時「瀬戸の花嫁」をよく口ずさみながら撮影していました。この撮影地はフェンスとフェンスのわずかな隙間から乱入するのですが、たとえ見つかっても列車が防護無線発報!列車停止することなどありえませんでした。ちなみに牽引機は506号機で誘導掛の手すりが短い純正P型です。 76,09,01 大森 16レ
雪のために大幅に遅れて東京駅に到着し足早に機廻しする4レ牽引機。 77,02,10
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