DT200Aの庫 (goo-blg)

5日は酷暑の中”北斗星”葬式鉄


 この天気をどう解釈するかは意見が別れるところです。反逆光ですからバリ晴だとヘッドマークが潰れてしまうのも事実です。現場にいた私たちは”これでヨシ!”と解釈しましたが残席3様は何か仰りたいようです。この区間は偶然にも前夜からの線閉作業があったらしく徐行が施行されていて45k/H程度で通過してくれてシャッタースピードを下げる事が出来て助かりました。    15,08,05 泉崎―矢吹 8008レ 06:42頃  Canon EOS7D

 弊ブログでも何度か申し上げていますが、常々私はこの10年くらいで日本の夏の暑さの様相は一変したと実感しています。私が子供の頃は、真夏でも夜になれば心地よい風が流れて来て冷房に頼ることなく涼をとる事が出来て冷房に頼る事は一夏にに数える程でした。しかし、ここ数年の夏は冷房なしの生活は考えられません。特に今年の夏は別格です。
 一方で私もあと数年で還暦を迎える中年になってこの酷暑は身体の芯まで響いて堪えます。中年の仲間入りしてからはこの時期は止まる事を忘れてしまったのか?と思う程の汗を流してしまうので撮影には辛い環境となり、夏眠と称して鉄ちゃんは休業を決め込んでいました。しかし、今年はどうしたことかデブ精にはほど遠くマメに出撃す日が続いています。
 5日も美抑解様から゛北斗星゛の撮影のお誘いをいただきましたが昨年なら丁重にお断りしたのでしょうが、今年の乗りだと喜んでお受けして出撃する自分がありました。
 さて6日は深夜の01:15に起床しシャワーを浴びて目を醒まし(冷まし)て身支度の上出発します。夏は水分補給を怠ると生命の危機を招きますので大量の飲料を持ちます。あと出来れば大きなタオルと着替えがも必携です。
 今日は美抑解様と共にもーたーまん様がご同行していただける事になりました。まずもーたーまん宅に向かいましたが16号バイパス(保土ヶ谷バイパス)は東名インター付近の工事のために通常は片側2車線のところを片側通行1車線になっており、付近はいくら深夜とは言えまったく動かない大渋滞になっていました。私は横浜インター周辺にあるラブホテル街にある細い道を抜けて渋滞を回避しましたが、公共工事と言え深夜の大渋滞を招く常識外れの規制に怒りさえ感じていました。
 ラブホテル街の抜け道のおかげでなんとかもーたーまん宅には定時到着。その後、美抑解様にお出迎えに参上し3人揃って撮影地へ向かう事にしました。
 肝心の゛北斗星゛ですが美抑解様から泉崎ー矢吹付近で撮影したいと言うリクエストが出ていたのでとりあえず白河ICへ向かいます。


 気動車の運用は把握できてはいませんでしたが、偶然にも国タラ編成が撮影出来ました。美抑解様はこの撮影地が気に入ったらしく撮影後に満足そうな顔をしていました。    15,08,05 小塙ー滝 330D 10:34頃  Canon EOS7D

 白河ICには5時頃に到着。いつものガソリンスタンドで給油してから撮影地に向かいます。自宅から北関東まで晴れていたのに白河辺りから曇りになっていました。゛蒲須坂あたりまでもどるか?゛と言う話も出ましたが、まぁ~ダメ元で現地へ行ってみようと言うことになりました。
 現地に着くとだんだん雲が切れてきました。期待が持てそうです。臨時列車に格下げされた゛北斗星゛8008レは現地を06:40頃にその姿を現しました。ちょうど徐行区間になっていて極めて遅い速度で通過しつ行きました。後続の貨物列車も撮影しましたが゛北斗星゛は薄陽で貨物列車はフル露出でした。EOS7Dのモニタで確認すると確かに晴れた方がコントラストがしっかりして私好みの写真ですが前が潰れています。もし゛北斗星゛がフル露出で来たらヘッドマークも潰れてしまうので゛北斗星゛は薄陽で正解だったかもしれません。
 その後はこれまた美抑解様のリクエストで烏山線小塙ー滝間の向日葵畑に向かいます。時間的にキツいので途中、東北道白河中央ICから黒磯ICに乗って小塙ー滝間の撮影地に327D通過5分前に到着出来ました。なんとか納得出来る撮影が出来ましたが美抑解様がえらくこの向日葵畑が気に入ったらしく゛もう1本、撮りましょう!゛との事で予定外の流れになってきました。実は向日葵畑で撮影した後は北関東自動車を使って八高線にDD51の試客を撮影に向かう予定でした。しかし、向日葵畑で居残りになると試客にはマニアはなくなる可能性があります。あまりリスクを背負ってまで撮影するターゲットではないので八高線へ向かうのは断念する事にしました。結局は向日葵畑で11時ころまで撮影して、少し早いのですが烏山の街に出て美味しいお蕎麦をいただく事にします。あまり知られていないのですが烏山はお蕎麦の美味しい街として売り込んでいます。それだけに期待が出来ます。
 もーたーまん様に調べてもらって老舗のお蕎麦屋でとても品があり、美味しいお蕎麦で一同、大満足でした。
 八高線に行かなくなると午後はどうするか?となりますが、またまた美抑解様のリクエストで蓮田ー東大宮の超有名お立ち台で下りの゛北斗星゛8007レを撮影する事になりました。上りの機゛北斗星゛を撮影した時点で私にとって電関最後のブルトレ撮影となったとおもっていたのですが、思っていもいなかった事態でまたまたブルトレの撮影機会が生まれてしまいました。


 ↑↓昼食に入った烏山の松月庵では目の前で蕎麦をうつのを見学できます。ちなみに上の女性が本職で下の男性は見習いみたいでした。宴会場も豪勢に出来ていて地域の老舗の雰囲気が漂う素晴らしい店でした。


 食後の極めて眠い時間帯に烏山から蓮田まで移動します。時折、耐えがたい睡魔が襲ってきます。助手席のもーたーまん様は私に気を使って寝ないようにしていましたが、後部座席の人は完全に堕ちていました。
 烏山は気温が31~33℃でしたが4号バイパスで埼玉県に入ると気温は35℃を越えました。やはり埼玉県はどこよりも暑い様です。蓮田の撮影地には少し早く15時に到着しましたが既に撮影地には西陽が射す暑い中、多くの鉄ちゃんが三脚を立てて待機していて、その熱心さには頭が下がります。
 ところで蓮田の撮影地なんて何十年ぶりでしょうか?昭和の時代でも撮影地となる周辺だけ田んぼが残り貴重な撮影地と認識していましたが平成になっても当時とあまり変わらない景色が残り奇跡に近いものがあります。
 下り゛北斗星゛は定時の16:53頃に現場を通過しました。半逆光でブルトレをいただき大満足で一日の撮影が終了です。18:30に渋谷に行かなくてはならないもーたーまん様と途中突放の美抑解様を急いで蓮田駅で降ろして私は帰宅になりますが、なんと首都高はいくつかの事故が重なりいくつかのルートは全て大渋滞で都心を抜けるのに180分以上と表示されています。さすがにこの大渋滞には驚きどうするかと?と考え込んでしまいました。国道122号で都内に入る手もありますがかなり大変そうです。地図を眺めていると桶川・北本ICが今いる蓮田からさほど遠くない事に気づきました。桶川・北本ICから圏央道で茅ヶ崎に南下するルートで帰るのが現実的です。ただ難点なのが高速代金が高いことでした。岩槻ICから東北道ー首都高経由だと1,600円なのに対して圏央道だと3,960円も高速道路料金が掛かります。3人で割り勘ならひとりあたりの負担額は少ない印象ですが蓮田駅で降ろした後の単独運転ではかなりの金額です。しかし都内を抜けるだけで何時間も掛かるようで費用対効果を考えると3,960円の出費でも圏央道で帰るしか選択肢はない気がしましてきました。
 ちょうど帰宅時間で道路は混雑する時間ながら蓮田から順調に走れて桶川・北本ICまで40分で到着。高額なお布施を払っただけに新湘南バイパス藤沢ICまでは極めて順調に走れました。ちなみに圏央道からクロスして都心に入る関越道や中央道もかなりの渋滞でした。新湘南バイパス藤沢ICから先の藤沢バイパスで多少渋滞はしたものの(同バイパスは無料区間なので渋滞は致し方ないところです)まぁまぁ順調に走れて途中、休憩と夕飯を挟んで自宅に20時過ぎには着くことが出来ました。もし首都高経由だったらまだ都内を抜けていない鴨?と思うと高額なお布施の痛手も少しは癒されたのかもしれません。


 予定では下りの”北斗星”は撮影しないつもりでしたが、美抑解様の強いご要望により蓮田で撮影して一日の撮影を終了しました。最近、編成が長い列車を撮影しないので目測を誤りケツがギリギリになってしまいました。    15,08,05 東大宮―蓮田 8007レ 16:53頃  Canon EOS7D

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