この当時、撮影には交友社から発刊されていた”特急列車ガイド”と言う本がとても役に立ってました。この時もこの本に掲載されていたダイヤを見て貨物列車がある事を知った次第です。この列車は今で言う専貨ですが当時は解結貨物扱いで日によって財源が異なる事がありました。この日は最後部に松任工場から出場した気動車が連結されていました。気動車は連結器の強度が貧弱で貨物列車などに連結されて回送される場合は最後尾になる様に局報で指示が出されていました。 ７７，０８ 芦原温泉 ５２６０レ ＥＦ７０７号機
国鉄に入社して４か月間は関西鉄道学園で鉄道の基礎知識を習得していました。初めての一人暮らしとなる学園での寮生活はなかなか居心地がよかった記憶があります。何よりも関西にベースキャンプが出来て鉄ちゃんはもとよりそれ以外にもいろいろ冒険が出来た思い出があります。例えば生れて初めてストリップを見てまなナマ板ショーで初めて男と女が絡み合うシーンと女性のお○コ見て興奮と言うよりショックを覚えた記憶があります。また、まだまだマイナーだった時代の吉本新喜劇を見に行ったことや道頓堀で食い倒れを日を変えて何度も楽しんだり（ラーメン三昧やコテコテお好み焼き）などが記憶にあり今振り返っても思い出多き時期と思っています。
その関西学園の生活も終わりに近づき修学旅行と言う名目で金沢にクラス一同で旅行に行くことになりました。あくまでも強制ではなく任意でしたが（拒否すると学園で自習となります）ほぼ全員が修学旅行に参加したと思います。当然、観光旅行旅行中心ですから兼六園とか東尋坊に行った記憶があります。ただそこは鉄ちゃんの私のこと。自由時間にアポなしで金沢運転所を訪れて見学をさせてもらいました。この時、本来は職員であった私でもアポなしの見学はＮＧだったはずなのですが、偶然にも金沢鉄道管理局から紹介の見学者が訪れていて一緒に廻ならと言う条件付きで見学させてもらった記憶があります。
そしてその晩は金沢周辺の何処かで宿泊し（宿泊地はまったく思い出せません）、翌日に観光を済ませ大阪へ帰るため路線バスで芦原温泉駅に到着しました。少し時間に余裕があり”特急列車ガイド”を見ると乗車予定の列車の直前に貨物列車があるに気づきも駅員にムリ言ってホームに入れてもらって撮影したのがこの写真です。この頃でも一つ目のＥＦ７０は廃車が進み稼働両数が少なくなっていたので遠くに一つ目が見えた時にまだシャッターも切っていないのに雄たけびを上げた記憶があります。
