E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

子ども関係の削減金額

2009-11-11 19:41:08 | ダイアリー

本日、政府の事業仕分けが削減された。

現在、私が把握している子どもに関係のありそうなものは

「子どもゆめ基金」(21億4,400万円)

「子どもの読書活動推進事業」(2億1,200万円)

健康増進対策費」(1億9,000万円)

このあたり、だろう。

いくら経費を削減しようとE表現の活動に支障がないのが嬉しい。

私たちE表現研究所の会費は安い。

2002年に活動した全国初の絵本療法講座での受講料を原資に活動している。勉強のために所員が支払った。講師料は無料。

だから、毎年、経費を大事に大事に支出している。

また会計担当者MSさんがいつもバランスとれるように、配慮してくれている。お菓子作りの名人で、移動式の心の喫茶室を用意してくれる。クリスマスには大きなサンタさんのパンやツリーに下げる大きなクッキーや、お菓子の家まで手作りだ。毎回大きな荷物を抱えて美味しいティパーティを開いてくれる。ありがたい。みんなの持ち寄り会議。

だから、会議費は常に安い場所を探し移動し、そのつど、所員が集まりやすい都合のよい場所を設定している。もちろん公共の場所を使わせていただいている。登録などいつも温かく見守っていてくださったのが行政だった。感謝です。

これからは「子どもの夢・読書運動・健康」に対して、世間は地味になるだろうが、夢も本読みも健康もなくなったわけではない。

今後、子ども手当が受給された暁には、ぜひ、お子さんにぴったりの絵本を購入してあげて、自宅で親や養育者が愛情込めて読んでやってほしい。それが本来願う姿。

そうすることで、心も体も共に、健康になって、夢が育つ。

そういうサイクルの中で、私たちE表現は今度はどのように、子どもたちや社会の中で、どんな責務が果たされるか問われている。本骨頂だ。

そういう、意味では、基金や補助金をいただかなくても今後の理想的な活動形態の方法論を持っている。ここがE表現の強味である。

そんなことで、いつものように、所員が自分たちのやりたいことを描き活動していくその時のワクワク感がたまらなく嬉しい。今まで基金や補助金を貰っての方法で行政頼りにおんぶやだっこでは活動しなかったE表現。所員の興味関心から活動することを大事にしてきた。

自分たちにフィットした活動の服を個性的に着てきた。

さあ明日は11月の定例会&理事会。

いいアイデアが溢れてきた。

どんなカラーで活動ファッションを繰り広げるか?

今後の活動が楽しみになってきた。

TTT


ひとり歩き

2009-11-11 00:12:57 | ダイアリー

娘が年長のとき、徒歩5分のお友達の家に送った。
手を
つないで、おしゃべりしながら。

お友達のお母さんが言った。
「近いんだから一人で来させなよ。過保護なんだから」

私は驚いた。たとえ近くても、まだ小さな娘を一人で行かせるなんて。
過保護と言われようが、どんな危険が潜んでいるかわからない道を行かせるわけにはいかないと言った。

その後、友達が引っ越して行き、小学校4年生のときには、新幹線に一人で乗せて遊びに行くほどの仲良しになった。その子のお母さんは、とても気をつけて出迎えてくれ、帰りもしっかりと乗せてくれた。

娘が小学校に入学したとき、一人で学校まで歩いて行かせることには勇気がいった。そのころ、神戸の殺人事件が起きて、他人事ではないと感じていたから。T先生は、その残忍な事件について「これは始まりだよ」とおっしゃったことが印象に残っている。そして時代は本当に、残忍な事件が多発していくことになった。
娘のおじいちゃんは心配のあまり、孫が学校から帰る時間になると散歩に出かけ、家の近所に孫が見えるまでウロウロしていた。そして、ついには学校の門のあたりでウロウロするようになってしまい、おばあちゃんから
「不審者と思われるからやめて」
とお願いされるまでになってしまった。
無口で頑固で気が弱いおじいちゃんだけど、とてもありがたかった。

所員のSさんは、お嬢さんが小学校に上がるとき、通学路を一緒に歩いて練習したというお父さん。とても感心した。きっと安心して楽しく学校に通ったんだろうな。

最近は、下校時に年配の男性の方々が子どもたちを見守っている姿を目撃する。そのころ車で見回るという地域もあるという。
そういう方々には本当に頭がさがる。

でも、何か足りないのでは。守るだけでいいのか。親の立場の人たちは、子どもにそれを教えているのか。危険だから、自分で自分の身を守るように話をしているのだろうか。

もっともっと考えなければ。

                  (M.H