ゴールデンウィーク、バリ島旅行を予定されている方もいるのではないでしょうか。
私の病院では、
月一回中間管理職以上全員の会議があります。
色々な報告がされるのですが
感染症関連で
バリ島でサーフィンをし帰国した渡航者で
発疹チフスを発症した患者の報告がありました。
ニュースにもなっていました。
バリ旅行の2人、リケッチア発症(産経新聞) - goo ニュース
厚生労働省は10日、インドネシア・バリ島から帰国した旅行者の男性2人が3月中旬以降、相次いで発疹(はっしん)熱「リケッチア」を発症したと発表した。国内での発症例は平成15年以来という。厚労省は東南アジアへの海外渡航者に注意喚起を行った。同省によると、リケッチアはねずみやノミなど介して感染。頭痛や発熱の後、発疹が出るという。 発症者はいずれも23歳で、それぞれサーフィンをするためバリ島に滞在し、3月10、28日に帰国。その後、ともに高熱や頭痛などを訴えて受診した。2人は抗菌薬を投与されるなどして、現在は回復しているという。 厚労省は「滞在中や帰国後、発熱や頭痛に発疹を伴った場合は、早期に受診してほしい」と呼び掛けている。
シラミに刺されて感染します。
潜伏期間は14日間。
急な悪寒、40℃位の発熱をみとめます。
4~5日で発疹がでますが、
首、顔、手掌、足裏には
少ないことが多いのが特徴でもあります。
テトラサイクリン系などの抗生剤が効きます。
今までは、エチオピアでの発症報告が9割くらいだったようで
今回のバリは注意を呼びかけています。
バリにいらっしゃる方は気をつけてくださいね。
ちなみに、バリには日本語対応の病院が
沢山あります。