大学時代、いくつか人気の講義がありました。
麻酔科の講義がその一つでした。
ある日のテーマは、「人工呼吸器」~特に、「死腔」についてでした。
「A君は、彼女と心中をもくろみながら、自分だけ助かろうと計画をしました。
窓を目張りし、そこから5mのホースを布団まで引っ張って
部屋に○○を充満させ、
ホースを口にくわえて
外気で呼吸できるようにし
30分、そのままでいることとしました。
さて、A君は、自分だけ助かることができるでしょうか」
(心中とちょっと穏やかではないのですが、
ここは、知識を整理するためのたとえ話で、
実際の講義で用いられた記憶内のものです。お許し下さい。)
ん・・助かるかな・・・
「A君は助かりません」
・・えっ、そうなの?
「A君が加えた5mのホース。
容量は、約5L。肺活量はそれ以下です。
呼吸は、CO2をはき切って、O2を取り込まなければいけません。
ですから、5mのホースでは、
吐いた息を外に出しきって、新たな空気を取り入れることができません。
では、どうすれば、A君は助かりますか」
ホースの容量を少なくすればよいから、
短くする。
後、細くする・・ん、これは抵抗が上がるか・・・
「布団の位置を窓に寄せ、ホースを短くするわけですよね。
これが、人工呼吸器と体内とをつなぐ
ホースのデッドスペースと同じ考えになるわけです。
換気を維持するためには、この容量を小さくしなければならないこと
わかりますね」
ああ・・なるほど、
そこに繋がっていくのか・・・
(つづきます)
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でも、そこで疑問?
ホースから口で酸素を吸い、鼻から息を吐き出した場合・・・
たとえ話って、いっぱい穴があって、想像力が駆り立てられたのしいです。
クリーンヒットです!
そう、それは助かりますよ~ナイス!
でも、超強毒ガスで万一鼻から吸ってしまったら~などと考えると・・・想像の世界でノックアウトになっちゃうのです~
でも、次はまとめでおわりになります・・・
ご期待に添えそうにありません・・
何だか、このコメント欄が、今日は不調のようです。お手を煩わしてしまって申し訳ありません・・