「症状が満足に取れなかった・・
でも、傍らのスタッフが、症状はどうですかと聞いてくれたことそのものを
緩和ケアとしての関わりだったと気がつきました。」
この言葉には、2つの意味があると思いました。
一般論として、緩和ケアの役割の新たな認識と
実際にこの方に関わったスタッフの行ったことの意味(価値)を認識されたこと
スポットライトやTVカメラに囲まれ
何が何だかよくわからないまま
話した2時間。
この最後のフロアからの感想を聞いた時
パネラーが伝えたかったことが
伝わったと初めて手ごたえを感じることができました。
会が終わり、控え室に戻るとき
最後の感想を述べてくださった方は
冒頭でお話くださった胃がんの方に
関わりがある方であることを知りました。
治療後に引き続いた副作用に悩まれながら
自分は緩和ケアとは無縁と感じていたという方。
実は、知らないうちに緩和ケア的支援を受けていたと
この会を通して気がついたということだったと理解しました。
本当に感動しました。
この会に一パネラーとして参加させて頂くことができたことに
心から感謝いたします。
放送は、NHK教育テレビ2月24日(日)18時~19時です。