
最近読んだ論文・・・
仕事で座っている時間が長い男性は、膵臓がんのリスクが有意に高くなる・・・
仕事で座っている時間が長い男性は、膵臓がんのリスクが有意に高くなる・・・
おお?!・・なんと・・
運動しないことで膵臓癌???
と推測しながら論文を読むと、
運動しないことで膵臓癌???
と推測しながら論文を読むと、
座っている時間とBMI(肥満)と
膵臓癌とは関連性がなく、
膵臓癌とは関連性がなく、
余暇の運動時間とも関係がなく。
では、女性は??
なんと、なんと、座っている時間が長いと肺癌が増えると・・
なぜ???
そこに喫煙は関係がなく、
考察では、
受動喫煙が増えている可能性が
記述されていました。
Cancer science. 2022 Jan;111(3):974-984.
日本癌学会の
ジャーナルに
掲載された
国立がん研究センターの
研究班からの報告です。
では、女性は??
なんと、なんと、座っている時間が長いと肺癌が増えると・・
なぜ???
そこに喫煙は関係がなく、
考察では、
受動喫煙が増えている可能性が
記述されていました。
Cancer science. 2022 Jan;111(3):974-984.
日本癌学会の
ジャーナルに
掲載された
国立がん研究センターの
研究班からの報告です。
一般向けにも公表されています。
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告―
このサイトからの抜粋です。
(フレーズ最後の語尾を加筆しています)
平成12年(2000年)と平成15年(2003年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2019年現在)管内にお住まいだった方々のうち、がんや循環器疾患にかかっていなく、アンケートに回答した50~74歳の約3万3千人の男女を平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、職業性座位時間とがん罹患との関連を調査。
仕事中の座位時間を1時間未満、1-3時間未満(基準)、3-5時間未満、5-7時間未満、7時間以上の5つのグループに分け、その後、平均約10年間の全てのがん罹患との関連を男女別に調べた。
このサイトからの抜粋です。
(フレーズ最後の語尾を加筆しています)
平成12年(2000年)と平成15年(2003年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2019年現在)管内にお住まいだった方々のうち、がんや循環器疾患にかかっていなく、アンケートに回答した50~74歳の約3万3千人の男女を平成25年(2013年)まで追跡した調査結果にもとづいて、職業性座位時間とがん罹患との関連を調査。
仕事中の座位時間を1時間未満、1-3時間未満(基準)、3-5時間未満、5-7時間未満、7時間以上の5つのグループに分け、その後、平均約10年間の全てのがん罹患との関連を男女別に調べた。
男性では、
職業性座位時間が長いほど、がん全体の罹患リスクが高くなる傾向
職業性座位時間が長いほど膵がんの罹患リスクが高いという関連
女性では、
職業性座位時間が長いほど、肺がんの罹患リスクが高いという関連
考察は以下です。
職業性座位時間が長いことは、男性の膵がん、女性の肺がんリスクが高いことと関連する可能性が示唆されました。この理由として、身体活動の低下によるインスリン抵抗性の促進や慢性炎症などが、がん全体の共通したリスクと報告されており、特にインスリン抵抗性と関連のある膵がんでリスクが高かった可能性が考えられますが、はっきりとしたメカニズムはわかっていません。また、女性の肺がんについては、職場における肺がんのリスク要因と報告されている受動喫煙(リンク:受動喫煙とたばこを吸わない女性の肺がんとの関連について)などの影響があった可能性も考えられます。
仕事で座る時間は必要最小限とし、
職業性座位時間が長いことは、男性の膵がん、女性の肺がんリスクが高いことと関連する可能性が示唆されました。この理由として、身体活動の低下によるインスリン抵抗性の促進や慢性炎症などが、がん全体の共通したリスクと報告されており、特にインスリン抵抗性と関連のある膵がんでリスクが高かった可能性が考えられますが、はっきりとしたメカニズムはわかっていません。また、女性の肺がんについては、職場における肺がんのリスク要因と報告されている受動喫煙(リンク:受動喫煙とたばこを吸わない女性の肺がんとの関連について)などの影響があった可能性も考えられます。
仕事で座る時間は必要最小限とし、
他部署への連絡を電話やメールだけではなく、
足を運んで、直接伝えるなど、
大切かもしれません。
お茶を入れたり、
コピーをとったりすることは
他者に任せず、
役職者も自分で取り組むのも
よいかもしれません。
最後の考察として、
衝撃的だったのは、
職場での座位が長い女性に
最後の考察として、
衝撃的だったのは、
職場での座位が長い女性に
肺癌が多いのは、
受動喫煙が多いのではないかという点です。
喫煙との関連性はありませんでした。
喫煙との関連性はありませんでした。
自分ではタバコを吸わない女性が
職場の他者の喫煙の煙で
肺癌になっているというのです。
今から10年前頃までの追跡ですから、
肺癌になっているというのです。
今から10年前頃までの追跡ですから、
今はタバコを吸える場所は
限定されてきましたので、
現在はもう少し数字が違っているかもしれません。
でも、もし、今も職場で
普通にタバコが吸えるようであれば、
普通にタバコが吸えるようであれば、
早急に喫煙場所を限定し、
受動喫煙のリスクを減らすべきでしょう。
男性(n=20030)
・総がんに弱い関連性
・総がんに弱い関連性
HR7h対1~3h未満
1.12 (95% CI = 0.99-1.26 p=0.071)
1.12 (95% CI = 0.99-1.26 p=0.071)
・膵癌
2.25 (95% CI = 1.17-4.34 p=0.021)
2.25 (95% CI = 1.17-4.34 p=0.021)
女性(n= 13277)
・総がん
1.08 (95% CI = 0.87-1.33 p=0.562)
・肺癌
2.80 (95% CI = 1.33-5.90 P= 0.013)
医師に痔が多いという検証はないので、その是否は言えませんけれども・・