春過ぎ、英語劇やるからって長男。
高3の英語の授業の選択コースに、ドラマがあり
担当のバーグマン先生から
本気でやります、秋に発表会。
入試との兼ね合いでよく考えるように
と言われたとか・・
夏ごろ、何をやるのか尋ねたら
「お気に召すままの、ロザリンド。
シェークスピア。」
ロ・・ロザリンドぉ~
お気に召すままは、シェークスピアのコメディです。
当時、女優はおらず、男性だけで女性役をこなしていました。
お気に召すままが世に出た頃
イギリスの劇団には
スレンダーで背が高い女性役男優と
ちょっと小柄な女性役男優の2人の
女形が活躍していました。
ロザリンドはそのスレンダーな方の当たり役でした。
男性が女性を演じ、さらにお気に召すままの劇の中では
ロザリンドは男性のフリをします。
つまり、男→女→男。
それだけでも難しいのですが
Mrビーンなどのムーブメントでコメディを演じる現代と異なり
言葉で、笑いやウイットネスをとるシェークスピアは
文語体の古典英語では、殆ど通じません。
いや~何ともチャレンジです。
指導してくださる先生は
私達が3年ほど住んでいたミシガン大学の
ドラマコースの学位をもっている様でした。
全米の中でも、ここのドラマコースは有名でした。
日本にいらっしゃって随分になり日本語も上手です。
発表会の連絡はあったのですが、
恥ずかしいから来ないで・・と言われていました。
が・・
こっそり、観に行ってきました。
ドラマ発声ではないのですが
予想を越えて上手いものでした。
内容もまあ追えるものになっていました。
ロザリンド以外にも
マクベスにチョイ役(という割には長セリもあります)で
登場していました。
高3の秋。
受験前のこの時期
ドラマをやっているなんて
しかも、古典英語をやっているなんて・・
やっぱり、この学校好きだなあって思いました。
紅葉した木の下を歩きながら
高校生の保護者としてここの秋を歩くことは
もう、無いんだなあと思いました。
次男は違う学校なものですから・・
6年間、一度も授業参観がない学校でした。
授業は、子供達とのものであり
それを、保護者に見せるのは違うと主張していた学校。
授業は、とても見たかったのですが
主張があることが好きでした。
現在1歳7ヶ月の娘にも、毎日が楽しく笑顔で通う事が出来、骨太で教育をどーんとお任せ出来るような教育機関を探したいです。