以前、外来で症状コントロールをさせていただいた方の +++++++++++++++++++
娘さんご夫婦がわざわざ挨拶にきてくださいました。
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当時、K大学病院で外来化学療法を受けていらっしゃいました。
嘔気とめまいで受診されたのですが
がん以外によるものと診断し
症状は2回の外来で落ち着かれました。
その後、ご自宅近くの緩和ケア病棟に入院され
お亡くなりになる前々日まで食事をとり
その翌日眠りに落ち、お亡くなりになったそうです。
娘さんのご主人が
「楽そうにみえたのですが。
普通、亡くなるとだんだん穏やかな表情になるといいますよね。
でも、母は、亡くなった翌日、目がくぼみ骨と皮になってしまって・・
よほど苦しかったのかなあと思えて・・・」
「考え方かもしれませんが
お母様は体に蓄えられた全部のエネルギーを使い切って
旅立たれたのだと思いますよ。
がんによる死というより、老衰ですよね。
天寿をまっとうされたんですよ。」
「ああ・・そう考えればいいんですね。
天寿か。そうですね。気持ちが楽になりました。」
隣の娘さんも目に涙を浮かべながら
外来受診してくださった後
精神的に落ち着かれたお母さんの様子をお話くださり
一番にご挨拶にきたかったと言って下さいました。
本当にがん治療支援緩和ケア外来をやっていてよかったなあと
心から感謝しました。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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義父様のこと、残された方にとっては心の準備が間に合わずお辛いことだったと思います。でも、義父様の最期は、私に本音を話してくれた方の理想に近かったかもしれません。うらやましいわと言っていらっしゃるような気がします。
私の義父は昨年亡くなりました。おそらくがんの転移があったと思われるのですが、CPKが上がっての緊急入院、せん妄、誤嚥性肺炎、とバタバタしてる間にあっというまに亡くなってしまいました。義母と妻は、口には出しませんが、もっと何かできたのではないかと心の中に悔いを抱えているようです。先生のように残された家族のケアにつながるようなお言葉をかけてくれる医師がもっと増えたらいいなと、素直に思います。
お忙しい中で、すごく大変だと思いますが、お体に気をつけてがんばってくださいね。