治療に漂流していた方が受診されました。
がんと診断され、手術を受けた後
がん専門病院の
セカンドオピニオンを受けられたようですが
選択肢を与えられず
そうこうしているうちに
肺、骨、副腎に転移がわかったようでした。
そして、頼った免疫療法の病院で
血管内化学療法治療を肺に・・
他にも転移はありましたが
肺だけに。
多発転移は全身投与が必要です。
骨には、他の病院で放射線治療。
丸山ワクチンを打ってもらっていた
地域のかかりつけ医の先生が
がん疼痛があり
今後の医療を受ける場所に疑問をもたれ
私宛に、情報提供書を書いたようでした。
お話を伺うと
な・・何と、保険適応があるアバスチンを
40万で自費購入されていました。
アバスチンはすでに国内で
保険投与が可能となっています。
ただし、早期申請薬なので
全例市販後調査を行うことになっており
投与ができる医療機関は限定されています。
指定機関のみです。
つまり、そのY市の
免疫療法・血管内治療病院は
指定機関となれなかったため、
本来、保険対象の薬剤を
患者さんに自費購入させていた
ということでしょう。
(明日につづきます)
9月11日付でFDAより注射用セフトリアキソンナトリウム(商品名ロセフィン、Roche社)とカルシウム製剤の併用が全年齢で禁忌との警告が出されました。2剤は少なくとも48時間以上あけて投与するようにとのことです。この警告は、新生児において、異なる経路と時間で2剤を併用したにも関わらず、肺および腎臓に沈殿物が形成され致死的反応がみられた症例が報告されたため出されているようです。
半減期が長くいい抗生剤なんですが・・・。
今後はかなり注意が必要ですね。