緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

研修医2年生の修了発表

2008年04月04日 | 医療

3月29日は、初期臨床研修医の修了発表会
研修医になって2年。

卒業発表会です。

秋ごろ緩和ケア科にローテーションに来ていた先生が
緩和ケアの症例を報告してくれました。

在米中、英語のクラスを
留学先の大学内でとっていたとき、
プレゼンテーションの時間がありました。
目線、声、抑揚や強調のノウハウを
教えてもらいました。

そういえば、日本の医学教育の中で
こうした発表のスキルを教わったことはありませんでした。

他の機会には、スライドの作成方法などを
知る機会がありました。
行数は少なく、色は3色まで
字体は26より小さくしないこと等。

(が・・講演では、時間との勝負なので
これは、殆ど、踏襲できていません)

2年生の先生のプレゼンは
スライド作成について
基本に立ち戻って指導しました。

とても、2年目の先生とは思えない
素晴らしいものでした。

リドカインが仙骨前の神経障害性疼痛に著効した症例報告なのですが
病歴は、強調部位が明確で
CTでも疼痛病態が視覚的に伝わり
投与量依存的に疼痛がNRSで5/10→3→0と
減少していったことが
よく伝わりました。
疼痛発現機序とNaチャンネルブロックとの関係も
分かりやすく伝わっていました。

Good job! Kahori!!


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