偶然見つけた抄録
「~当院では2003年8月に
麻酔科医,薬剤師,看護師の3人の形から
緩和ケアチームの前身が立ち上がり,~」
1999年から2003年までの
この4年の苦労・・・
2003年までは何もなかったかのように
そして、そこから自分達が始めたかのように
書かれていたこの抄録をみて
私のあの苦労は、水の泡の如く
消し去られた・・・・
そんな怒りに似た気持ちになりました。
この学会の時期は
すでにお世話になった院長も
一緒に回ってくれた薬剤師も
退職や異動になった後でしたので
過去の事は、消してよいことに
してしまったのでしょう。
でも、この間継続的に見て来た
がん看護の看護師は知っているはずでした。
こんな中・・・
電車の中で、声を掛けてくれた方がいました。
その大学病院で
緩和ケアに関わっていてくれた
看護師さんでした。
懐かしい、懐かしい顔でした。
「先生がいなくなって、私・・ヤル気をなくして
病棟を離れて外来勤務していたのですが
やっぱり、緩和を勉強したいと思って
認定看護師にチャレンジしてるんです。
会えてよかったです。」
そう言って、鞄の中をチラリと見せてくれました。
がん性疼痛の本が入っていました。
そして、私も関わっている
神奈川の認定コースを考えていると話してくれました。
(つづきます)