「症状が改善すると延命効果」 +++++++++++++++++++ 肋骨を打撲したようですが、救急部で骨折はないことが確認され 幸い骨転移の場所からは遠く、大きな問題はありませんでした。 外で待っていてくださったご家族 そのために転んでしまったことから 「たぶん、今入院すると、退院できなくなると思います・・」 膵がんもぎりぎりの状態でした。
でご紹介した患者さん。
膵がん、腹膜播種、骨転移がありました。
TV取材を受けた後・・・
一度ご自宅で転倒され、救急外来にいらっしゃいました。
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コールがありました。
ただ、転んでしまったことに
ご本人はちょっとショックを受けたような表情をなさっていました。
特に娘さんがいつも付き添われて外来にいらっしゃるのですが
今は心配ないことを説明しました。
胸椎に転移があるので
足に力が入らなくなるかもしれないことは
事前に説明をしていました。
自宅でこれ以上生活できるだろうかという表情でした。
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この時点ですでに緩和ケアが提供されていたのです。
緩和ケアとは、病棟やホスピスといった入院のための施設だけをさすものではありません。どのような状態でもどのような病期でも、どのような施設であっても、提供されるべきものです。(過去ログを参照ください)お父様は緩和ケアを受けながら最期を過ごされたのだと思います。医療連携で場を移すのではなく、急性期医療の場で緩和ケアを同時に受けることが出来たのは、大変お幸せなことだったと思います。
参考までに、私の所は、緩和ケア病棟ではないのですよ。
大半はサポーティブケアとして関わっていますが、まれに主治医となる患者さんは1~2%に過ぎません。その方々も一般病棟・・・つまり、緩和ケアとしてトレーニングを積んだ看護師や心理士などはまったくいない普通の急性期病棟で行っています。
条件は整っていませんが、多方面から勉強を続けてきましたし、今までの患者さんが教えてくれたことの積み重ねを日々実践してきただけのことなのです。
頂いたコメントが多くの医療者の心に届くといいなあと思っています。
でも、死やがんに直面し、心も体も痛いわけですから、緩和ケア担当医が患者さん丸ごと関わらなければ上手くいかないと思うのです。
学会やガイドラインでは語りきれない日々の様子を書くことで、ご指摘のような働きかけの一つになるのではないかと始めたのが、このブログでした。
この時期(4~5月)は、外から来た医師も多く、緩和ケアはもとより、チーム医療に慣れていない医師もおり、院内も色々大変です。
是非、お力をお貸しください。