緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

この週末に思ったこと

2009年06月14日 | 家族

朝8時半から呼吸器学会のシンポジウムに参加。



終わって、移動し、次男のバスケの応援に。

高校最後の試合になるだろうなあ・・と思いつつ
結果、その通りに。

慌ただしい週末であり、
ちょっと切ない週末でもありました。





長男が一人暮らしを始め、
次男の部活が終わり、
試合前の食事やケガのことなど
母親としての役割も
立ち位置が変化しつつあります。

後は、次男の受験が待っていますが、
これは、本人次第・・

違う道を進むだろうと思っていた長男が
私達の歩んできた道をたどる決心をした時、正直意外でした。

次男が、将来の夢を話してくれた時、
これまた意外でしたが、よくよく考えてみると
小さかった時の記憶が影響していたようで
これまた、必然的なものだったのかもしれません。

家族のことに時間やエネルギーを使ってここまで来ましたが、
これからは、自分との向き合い方次第だなあと
つくづく感じています。



子供たちに言われたことがあります。
「お母さんは、勝ち組だね」

“自分の今を、心から幸せだと思えること” が 勝ち組だとしたら、
本当にそうだと思います。
そして、そういう幸せを共に作り上げてくれている家族に
心から感謝しています。

子育ては、本当に大変でした。
でも、そこから生まれた幸せは、とても大きなものでした。



人の well-being (よりよく存在していくこと)、つまり・・・
人が幸せ感をもって生活していけるよう支える仕事をしている者は、
自分自身が幸せだと感じられることや
自分を大切にしたいと思えることが
大切なことだったなあと、振り返りながら・・改めて、感じています。


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7 コメント

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旅立ち (かぼちゃちゃ)
2009-06-14 21:57:23
昨年、下の息子の大学入学式で親離れ、子離れのお話をいただきました。
大変だった子育てもつかの間、ベビーカーを押している夫婦を見ると懐かしさと、不思議なことに羨ましくも思えます。
先週末この息子の中・高等学校の保護者の集まりがありました。息子の話より自分のお話、、旅立ちですね。
”家族への感謝、自分を大切に、、”
ありがとうございます。この言葉を大切にします。

ちーさん、いろいろなコメントありがとうございます。今週半ばから入院となり、しばらくこのブログ見ることはできませんが、頑張ってください。またよろしくお願いいたします。
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区切りの試合 (toko)
2009-06-14 22:00:00
私も高校3年の息子の最後の試合・・バレーボールの応援に行きました。インターハイ予選大阪大会。トーナメントで4試合目で敗退しました。

6年間よくやったねお疲れ様。雨の日も風の日も、そして怪我をしても立ち直り、ギブスを巻いていたときも練習に参加していたね・・・ほんとによく頑張ったと心から拍手を送りました。

体育館の裏でみんな泣いてました。きっとその涙は明日からの原動力になると思います。私たち親の応援組ももらい泣きしました。長い間追っかけさせてもらい、感動を与えてもらいました。

3試合勝ってベスト16には入ったので、かろうじて来月の近畿大会には出場できるようで、厳密に完全に引退ではないのですが、今日で区切り。明日からは、受験生にちょっぴり仲間入りするそうです







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「お母さんは勝ち組だね」 (ななこ)
2009-06-14 22:42:48
はじめまして。小6の娘と中3の息子、二人の受験生をもつママナースです。
息子は無口ですが、娘は「ママのようにはなりたくない」としばし口にしています。
子どもは親のいうことではなく 親の態度をみて育つと聞いたことがあります。aruga先生のお子さんたちの言葉はまさにそれをあらわしているのだと思いました。
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コメントありがとうございます (aruga)
2009-06-16 00:09:12
かぼちゃちゃさん
>ベビーカーを押している夫婦を見ると懐かしさと、不思議なことに羨ましくも思えます。
後、数年で、孫のベビーカーなどということも、まんざら可能性がないわけではないと思うと・・・・
まずは、今を卒業ですね!
入院、治療がうまくいきますように!!応援しています。

tokoさん
バレーボールなのですね。ああ・・同じ思いをされた方がいらっしゃる・・そう感じました。
我が家もギブスと格闘したことを思い出します。子供たちのお陰で、青春をもう一度覗かせてもらえたような感じです。
お疲れ様でした。
私たちも、卒業です。

ななこさん
我が家も、勝ち組などと言われても、そうなりたいとは言われないところを見ると、結構、冷やかに、厳しい評価にさらされているようです。
そう思っていても、お褒めの言葉を頂くと、本当にありがたく、疲れも吹き飛ぶような想いです。

himawariさん
コメントありがとうございました。
ここに、アップはいたしませんでしたが、今やれることに取り組んでいらっしゃる様子が伝わり、himawariさんのご家族を想う気持ちに心打たれました。



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励みになります (runa123)
2009-06-16 06:53:05
お久しぶりです。

子育ては、本当に大変でした。
でも、そこから生まれた幸せは、とても大きなものでした。

この一文を読んで、今まさに「大変」まっただ中、まだ3歳前の娘を抱えての日々がかけがえのない、素晴らしいものに感じられました。
aruga先生が今までを振り返ってそうおっしゃられたように、私もいつか、このドタバタな毎日を振り返りいとおしく思うときがくるといいな。

これからも先輩aruga先生のこと、陰ながら応援していますね!
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かぼちゃちゃさんへ (ちー)
2009-06-16 12:23:46
fightデス(^O^)/いつまでも長生きしてください!生きてくれているだけでなにものにもかえがたい価値がある。そう思ってくれているご家族のために(^-^)
かぼちゃちゃさんの体のなかの生命力を信じて☆応援しております。
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コメントありがとうございます (aruga)
2009-06-16 22:50:37
runa123さん
ご無沙汰しています。
もう、3歳になるのですね。
外から見ていると、早いものです。だんだん楽になると思っていたのに、次から次へと大変が訪れているのではないでしょうか。そこを辛抱するのも、大切な仕事・・かな。
でも、もうすでに豊かな時間を感じていらっしゃるようにも思います。
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