かつての経験、何がショックだったかというと・・
あんなに時間をかけて説明して
紙に書いて渡しても
調剤薬局さんで渡される薬剤情報と
わずかなやり取りの方が
患者さんにとっては信頼感があったということ。
心するようになりました。
明らかに効果があるとわかっていても
保険適応がない薬剤を使う場合は
沢山説明します。
紙に書いて渡します。
投与する理由、副作用、代替薬の選択の可能性・・
昨日書きましたこの在宅での経験は
10年ほど前のことですが
今だに警鐘をならしてくれます。
紙に書いたら、調剤薬局の人にもまず
これを読んでもらって欲しいと渡すこともあります。
ただ・・・外来で、そこまでの時間が無いことも多く
処方箋に直接、「神経障害性疼痛に処方」などと
書いてしまうこともあります。
幸い、査定にあったことはありません。
ただ、こういう工夫をしても
鎮痛補助薬という概念そのものを
ご存知でいない薬剤師さんが多いのが実情です。
とはいえ、この10年ほど前に比べると
大分、分かってくれる薬剤師さんが
増えてきました。
できれば、一言、どんな風に説明を聞いていますかと
聞いてくれるとありがたいものです。
調剤薬局さんに
病名や病状説明がどのようになされているか
処方意図は?といったことを
伝える方法を考えなければならないように思います。
これからは、同職種間だけではなく
調剤薬局をどう関わってもらうかということも
大きな課題です。
(おわり。今回シリーズは、一部再掲、コメント再掲)
私も、姉が出会ったどの先生もご自分のお仕事をしっかりなさって下さったと理解しています。(お一人だけ我慢ならない方はありましたが。。)
制度と実情。。。うまくかみ合っていく時代が早くやってきますように
この4月からがん診療拠点病院が全国350箇所になります。そのすべてに緩和ケアチームの設置が義務付けられています。私の病院は立場上拠点病院にはなれず、補助金もない現状でも、必要なものを整備してきました。身近なところにがん拠点病院はないでしょうか。制度と実情がかみ合っていない今、本当に歯がゆい思い出いっぱいです。同じ医療者として、本当に申し訳ないです。
以前、一度だけ書き込みをさせていただきました。
抗うつ剤という文字にひかれ、書かせていただきます。
姉は大腸癌手術後、頸椎への転移が見つかり
放射線治療、フォルフォックスの投与を受けました。
その後、頸椎の癌の摘出手術を受け、
私たち家族は、体に癌が今はない。と思い
社会復帰のための応援をしておりました。
しかし、摘出した頸椎から癌細胞は枯渇していて確認されず、
姉は、早まったことをしたと後悔していました。
癌がなくても、つぶれた骨がなくても
医師がだんだんしびれがなくなると言っても、
姉はしびれを訴え、痛みを訴え。。。
首の装具がとれる頃になっても、
「首の筋肉がなくなった。頭が支えられない。自分が選択を失敗した。」と嘆き。
そんなとき、帯状疱疹になりました。
それも、以前からの痛み、しびれ、チクチクする。との訴えと一緒になり、発見がおくれました。
皮膚科への受診をすすめられ
あせった姉は、市内の皮膚科数軒に行き、
何軒かから、「もう来ないで下さい」
と言われました。
大腸癌の主治医である外科医からも
精神科への紹介状を渡され、
受診が終わるまで、うちでは観ないと言われたようです。その時、私はもっと早く紹介してよ。。と思いました。
精神科受診を控えた日
再び、自殺未遂を繰り返しました。
一緒に暮らしていない私は
かなり前から鬱状態に気づきながら、
癌と鬱はつきもののような気がし、
また、精神科を進める勇気がなく、みないふり。
そのうち体がよくなれば、鬱もよくなるだろうと思ってました。
先週末、精神科に入院。
立ち歩きできないように、拘束を受けています。
午前中は爆睡、よく食べ、
午後は姉ではないようにおしゃべりしています。
今、癌転移はないのに。。。
私たちの住む所の病院には、
ほとんど緩和ケアという言葉はありません。
チームケアもあるのか。と思うほどです。
まとまらない、書き込み、すみません。
なんだか、やりきれないのです。
姉はまだ40代です。
もちろん、この患者さん医師からしっかり説明を受けていたにも関わらず、最後に耳に入ってきたことが真実になる、、こういうことってよくありますよね。紙に書いて渡しても同じでことがおこります。
ホスピスで働くようになって、何を伝えたかよりも、相手がどういう風に解釈、理解したかが大切と身にしみて思うようになりました。ぎりぎりのところで精一杯生きている人たち。100%こちらの言っていることが耳に入っては来ませんよ。同じことを何度も繰り返してもストレスに感じない、そんな看護の姿勢が大切と思うようになりました。
そうですよね。本当に、おっしゃるとおり、印刷物があると便利なんですよね。そう思います。わかっていながら、準備せず、今日もきったない字で書いてしまいました・・
ぴょんさん
そうですよね。ぴょんさんのご実家は調剤薬局さん。大事なパートナーです。お兄さんご夫婦も薬剤師さんなんですね。薬のプロ一家ですね!
もうすぐ3月。ぴょんさんお元気かなあって、時々ブログ、おじゃま中です。
両親は、年老いていて、パソコンを操りネットサーフィンが出来ませんが・・・。
兄夫婦に、良~く言っておきます。そして、ブログを読んで貰うように・・・。
例えば、「これは痛み止めです、薬局ではうつ病
の薬という説明を受けるかもしれませんが、抗うつ
作用とは全く別に痛みを緩和する作用があります。
うつ病ではない方が飲んでも心配ありません。」
などなど。印刷物だと手元に残して、また信用して
もらえる傾向にあるのと、外来での説明の手間も少し
軽減するのではないかと思います。
ICカード本当にいいですよね。複数の病院から睡眠剤が2重処方!!何ていうようなことも避けられますしね。
でも、「アメリカでは、保険証がICカードになっていて、これを処方箋と一緒に出すとそこに処方歴や病名」というのが、いいな~と思ったので、情報へありがとうございました。
ちなみに、アメリカでは、保険証がICカードになっていて、これを処方箋と一緒に出すとそこに処方歴や病名が入っていて、薬局内でもそのあたりが確認できるようになっていました。
自分も話術でカバー派です。
いまは病院薬剤師をやっているので処方箋とカルテを見ることが出来るんですが
まえに調剤いたときはうま~く患者さんから聞き出してそれに合うような話をしてました。
ホント納得してもらったときは嬉しいですね
ところで
いままで疾患名が処方箋に書かれてないのは
なにか法律の規制があるからなんでしょうか?
これからも、ご意見お願いしますね!!
以前、先生の御講演を拝聴した者です。
具合のすぐれぬ患者さんが、病院でうろうろへとへとになって病院を後にし、最後の最後に、やって来るのが調剤薬局…。
此処でまた、アンケートを記入しろだとか、あれこれ根掘り葉掘り聴かれたりだとか…、確かに、患者さんには不快な事ばかりかも知れません…。
そんな訳で、処方箋に疾患名や処方意図が盛り込まれていたら楽だろうなぁ~と思うことも、ままあります。
でもそれはそれ、診療科や処方医、そして適応外使用の情報などをもとに、巧みな(?)話術で、正確な処方意図を聴き出せるよう、努力してます。
納得して貰えた時は、嬉しいやらほっとするやら…。
(長文失礼しました。またぜひ、お邪魔させてください。)
クロナゼパムも、眠剤、心を落ち着ける、除痛、ミオクローヌス治療などなど処方目的が沢山ありますものね。院内でしたら、服薬指導依頼書などでその辺、医師が伝えていかなくてはなりませんね。
調剤薬局では、カルテを見ることができず、また患者さんにネホリハホリ聞くこともできず、また聞いても患者さんが答えるのを嫌がったり、説明しようとしても「先生から聞いてるからもういいよ」と言われたり…、と大変苦労することがあるようです・・・。
かくいう私も、以前リ○トリールを「抗てんかん薬」と説明してしまい、「私、てんかんじゃないわよっ!」と言われたたことが・・・。薬剤師も日々勉強していかないといけないな~と痛切に感じました。