ヤル気をつかさどる中枢は
大脳の側坐核という小さな核です。
この神経細胞は中々発火してくれない
という性質・・つまり、
ヤル気中枢なのに
中々、ヤル気を起こしてくれない
という特徴があります。
それは、そうですよね。
簡単に人のヤル気がでてしまうと
猪突猛進に突進してはシマッタ・・
なんていうことを起こしてしまいますから
これは、ヒトを守るためにも
無意識に制御しているのかもしれません。
この側坐核・・
実は、麻薬の耐性形成に関わるところでもあります。
モルヒネが中脳でμ受容体に結合すると、
投射先の側坐核のドパミンが著明に遊離され
強化効果や報酬効果が発現する引き金がおきるようです。
これが、耐性や依存につながります。
ところが、疼痛があると
この側坐核のドパミンが遊離しなく(し辛く)なるのです・・
それは・・どういうことかというと・・
(つづきます)