緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

治療の選択(2)緩和ケアの新たな役割

2008年02月16日 | 医療

症状は先生がとってくれますよね・・
私、治療の返事をしなければいけないのですが
治しきることはもう難しいだろうと思っています。
治療で病院生活に時間をとられ
後遺症ものこるでしょうから
ぎりぎりの本当に必要になったときに
症状緩和のための手術や放射線だけにしたいと思っています。
先生、そう治療の先生にお話していいですよね。


この時の言葉を聞き・・

症状を十分とってくれる役目の医師がいるから
緩和的な手術や放射線、化学療法が選択できる。
十分な緩和ケアが保証されると患者さんが感じてくださることができれば
心の芯にある希望で治療の選択をしていただく事ができる。
そう理解しました。



今までは、急性期病院で緩和ケアとして
治療を支援する立ち位置で
ケアにあたってきました。
つまり、治療が上手く進んでいくための
緩和ケアでした。

新たな役割を感じました。
(つづきます)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 治療の選択(1) | トップ | 治療の選択(3)自己決定を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療」カテゴリの最新記事