Happy Mother's Day（２）

その３～４日後くらいだったでしょうか。
無尿になったと聞きました。

それから数日間父と一緒に病室に寝泊りし
最期を見守ることができました。

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病院は飛行機で数時間かかるところでした。
到着したとき、せん妄に対し投与されていたハロペリドールの
錐体外路症状で体がガチガチに硬くなっていました。

腎臓はすでに、不可逆的な状態でした。

疼痛も取りきれていなく
主治医に
「もう、数日でしょうから、無尿でもかまいません。
ロピオン（非ステロイド性抗炎症薬）投与を
定時にお願いできませんか。
もう一つ、中心静脈栄養は
投与することで何か症状が改善することは期待できますか？

（主治医は、首を横に振りました）

無尿なら尚いっそう苦痛を出すでしょう。
点滴はもう、中止して頂いても構いません。

ハロペリドールも、しばらく付き添ってみますので
投与は見合わせていただけると助かります」

半年間、わがままな母に付き合い続けてくれた
主治医グループでした。
これらのことも、快く引き受けてくださいました。

これらの治療で、表情は和らぎ
苦痛は緩和されたという実感がありました。

(明日に続きます）
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