伊智布西神社は由良川三社のうちのひとつで麻良多神社や大川神社より南に下がった右岸に鎮座する。
【創建】延喜5年(905)
【ご祭神】伊装冊尊(イザナミノミコト)あるいは道振命(読み方不詳、オリジナルな神?)
【社格】延喜式内小社 従二位 村社
【境内】鳥居1柱 手水舎 灯籠2対 狛犬1対 境内摂社 篭屋(舞殿か) 本殿など
【場所】舞鶴市桑飼下
由良川と神社前の田園風景
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/27/3bff4cf6aeac8c5569ae0bd49f9f3b7a.jpg)
神社の鳥居横には縄文時代の集落跡が発掘された桑飼下遺跡の石碑が建つ。鳥居は明治45年に建ち、
鳥居前の灯籠は明治7年に建てられたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/4c/567df157d4923a1993c24140fa870762.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/5f/9b811414d5ae0c48be0328b7669a8e5e.jpg)
手水舎の水盤には寛政三年辛亥年九月十日と刻まれている。 寛政3年(1791)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/18/d91bc38a11eebd76bdf0baee92b25767.jpg)
杉の木に囲まれた苔むした石段を登ると右側に本殿がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a5/08bdcb6ef39fffa0d7b0dbfa2df5da5c.jpg)
本殿に相対する篭屋。もしくは芸能を披露する舞殿なのかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/87/826d06d3eb05a570fda2042f21137180.jpg)
本殿前。灯籠には寛政二戌年二月と刻まれている。 寛政2年(1790)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/53/7811083b36690e724d69ed1c85daa9aa.jpg)
狛犬には嘉永六丑天八月と刻まれている。 嘉永6年(1853)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c8/631bfe29001e347d17a45e993ba9dcf0.jpg)
神明造の覆屋の中に本殿はある。桧皮葺きで精巧な彫刻が施されている。一眼レフのレンズは大きくて
覆屋の格子戸に入らず一部しか撮影できない。コンデジならもっと全体像が撮れたかも。明和3年(1766)造営。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/87/7a7fd56688f2d0c6958dbc1cda250e68.jpg)
覆屋のなかに放置してあっただいぶ古そうな由緒板。「延喜年中帝都雷鳴之節御祈願ニヨリ延喜五年乙丑
御造営有之・・・」と書かれている。延喜年中の雷鳴とは菅原道真の怨霊による雷に相違ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/cf/8a96d5a994113434b031ec7a8542df73.jpg)
境内摂社。左から稲荷・火産聖命・四柱大神・水無月・スサノオ・不明・兵主神社。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/56/039123bca3854c2288e8a2af8d60c572.jpg)
こちらは左から秋葉神社・愛宕神社・稲荷神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/dc/848f5ae8d97783557f6dbb1ee98b69f7.jpg)
左は地主大神 右は不明。 祭神不明な摂社。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/65/afeba73d33b687dcdc9398a51a293d46.jpg)
<参拝メモ>
由良川左岸の国道175号線は車やトラックが頻繁に通行する幹線道路だが、右岸の道路は川を挟んで並走
しているものの、車の通行は少ない道路。その道沿いに伊智布西神社はある。駐車場らしきものはないので、
道路の少し広い場所に車を停めて神社へ。
これまで行った舞鶴の式内社と同じく、日常的には人の手が入っていないためか、落ち葉が境内の地面を
覆っている。石段も苔が生えている状態。鳥居は明治45年に建てられたものだが、それ以外の灯籠・狛犬
などは江戸時代のものが残る。境内摂社は多いが、上掲の画像のように状態はあまりよくない。祠の中に
石がどーんと置かれているだけのものもあり祭神は不明。
本殿覆屋の軒下にスズメバチの巣の跡・・・。林の中の神社には多い。狛犬の台座の隙間とか灯籠の火袋
の中などにも巣を作るので、これからの季節はうかつに近寄るのも要注意!! 虫嫌いのくろこまは
ビクつきながらの式内社巡りなのである。
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【創建】延喜5年(905)
【ご祭神】伊装冊尊(イザナミノミコト)あるいは道振命(読み方不詳、オリジナルな神?)
【社格】延喜式内小社 従二位 村社
【境内】鳥居1柱 手水舎 灯籠2対 狛犬1対 境内摂社 篭屋(舞殿か) 本殿など
【場所】舞鶴市桑飼下
由良川と神社前の田園風景
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/6e/9237239706dc097b2daf9446d71e9353.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/27/3bff4cf6aeac8c5569ae0bd49f9f3b7a.jpg)
神社の鳥居横には縄文時代の集落跡が発掘された桑飼下遺跡の石碑が建つ。鳥居は明治45年に建ち、
鳥居前の灯籠は明治7年に建てられたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/8f/ee2505776568c4e1b860176f90da785a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/4c/567df157d4923a1993c24140fa870762.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/5f/9b811414d5ae0c48be0328b7669a8e5e.jpg)
手水舎の水盤には寛政三年辛亥年九月十日と刻まれている。 寛政3年(1791)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ce/c4498a8b9ad8b1fd108bb73b01b45354.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/18/d91bc38a11eebd76bdf0baee92b25767.jpg)
杉の木に囲まれた苔むした石段を登ると右側に本殿がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a5/08bdcb6ef39fffa0d7b0dbfa2df5da5c.jpg)
本殿に相対する篭屋。もしくは芸能を披露する舞殿なのかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/87/826d06d3eb05a570fda2042f21137180.jpg)
本殿前。灯籠には寛政二戌年二月と刻まれている。 寛政2年(1790)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/53/7811083b36690e724d69ed1c85daa9aa.jpg)
狛犬には嘉永六丑天八月と刻まれている。 嘉永6年(1853)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3d/63a4aa7affe59f0b453f6eaf14daf396.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c8/631bfe29001e347d17a45e993ba9dcf0.jpg)
神明造の覆屋の中に本殿はある。桧皮葺きで精巧な彫刻が施されている。一眼レフのレンズは大きくて
覆屋の格子戸に入らず一部しか撮影できない。コンデジならもっと全体像が撮れたかも。明和3年(1766)造営。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/87/7a7fd56688f2d0c6958dbc1cda250e68.jpg)
覆屋のなかに放置してあっただいぶ古そうな由緒板。「延喜年中帝都雷鳴之節御祈願ニヨリ延喜五年乙丑
御造営有之・・・」と書かれている。延喜年中の雷鳴とは菅原道真の怨霊による雷に相違ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/cf/8a96d5a994113434b031ec7a8542df73.jpg)
境内摂社。左から稲荷・火産聖命・四柱大神・水無月・スサノオ・不明・兵主神社。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/56/039123bca3854c2288e8a2af8d60c572.jpg)
こちらは左から秋葉神社・愛宕神社・稲荷神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/dc/848f5ae8d97783557f6dbb1ee98b69f7.jpg)
左は地主大神 右は不明。 祭神不明な摂社。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/04/c7954f25073dc1dd5570e9fc6eceff99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/65/afeba73d33b687dcdc9398a51a293d46.jpg)
<参拝メモ>
由良川左岸の国道175号線は車やトラックが頻繁に通行する幹線道路だが、右岸の道路は川を挟んで並走
しているものの、車の通行は少ない道路。その道沿いに伊智布西神社はある。駐車場らしきものはないので、
道路の少し広い場所に車を停めて神社へ。
これまで行った舞鶴の式内社と同じく、日常的には人の手が入っていないためか、落ち葉が境内の地面を
覆っている。石段も苔が生えている状態。鳥居は明治45年に建てられたものだが、それ以外の灯籠・狛犬
などは江戸時代のものが残る。境内摂社は多いが、上掲の画像のように状態はあまりよくない。祠の中に
石がどーんと置かれているだけのものもあり祭神は不明。
本殿覆屋の軒下にスズメバチの巣の跡・・・。林の中の神社には多い。狛犬の台座の隙間とか灯籠の火袋
の中などにも巣を作るので、これからの季節はうかつに近寄るのも要注意!! 虫嫌いのくろこまは
ビクつきながらの式内社巡りなのである。
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