今日は下の記事にもあるとおり早朝から西国の施福寺と葛井寺へ行く予定にしてましたが、
昨日の夜からどうも体調がおかしい。体温計をいれてみると37度。微熱。なんでしょうね。
インフルなら高熱だし風邪ならノドとか鼻にもくるだろうし。ただ昨日の昼食後から下痢が続いていて
これのせいかもしれないですね。ってことで今は部屋の中。昨日参拝した小浜の妙楽寺について書きます。
妙楽寺は高野山真言宗の寺院でその創建は養老3年(719)に遡るとされます。その古い歴史を証明するように
多くの寺宝を持つ古刹です。農村の奥に建つ古寺ですが文化財の宝庫です。
受付で拝観料(400円)を支払い本坊を過ぎると、やがて山門(仁王門)が見えます。
山門に入る前に小川が流れていて俗世との結界のような感じでしょうか。小川の流れる音が静寂な境内に聞こえ
わたり絶妙な雰囲気を醸し出しています。
江戸中期に再興された山門にはここが観音菩薩の聖域であることを表す「大悲閣」と書かれた大きな額がかかります。
左右には阿形吽形の仁王さんが立っていますが、こちらの仁王さんは大変痛ましいお姿でした。
全身の剥落も相当ですが、阿形は右手が欠損、吽形に至っては右顔面が欠損。仁王さんはどこのお寺でも
そうですが(法隆寺の国宝金剛力士像でさえも)あまり保護をしないので、吹きさらしの状態で寺の入り口を
守護しておられます。合掌。写真は阿形。
山門を通ると杉木立に挟まれた参道がありやがて本堂がみえます。
本堂は鎌倉時代の建立でこの地方最古の建造物で重要文化財です。桧皮葺きの優美なお堂です。
ご本尊は二十四面千手観音菩薩。九面とか十一面はよく聞きますが、二十四面というのは大変珍しい像形です。
平安時代の作である尊像は鎌倉時代作の厨子におさまり(いずれも重文)現在は常時開帳されていていつでも
その尊像を拝観できますが、以前は33年に1度しか開扉されない秘仏だったそうで、金箔が多く残ります。
写真は若狭観音霊場めぐりのパンフレットの表紙のご本尊
堂内にはご本尊の他にも平安時代の聖観音や不動明王、鎌倉時代の四天王像などが安置されていて
ご本尊の裏手にはかつてのお前立ちや50センチほどの可愛らしい二十八部衆などの像もあります。
また室町時代の年号の入った寄進札や江戸時代の絵馬などもかかり大変見ごたえのある堂内です。
境内には他にも薬師堂や地蔵堂などがあります。本堂と薬師堂。
平安時代作の地蔵菩薩を本尊とする地蔵堂。大変大きなお地蔵さんです。
慶長7年(1602)作の梵鐘と鐘楼。
このあとは神宮寺へ向かいます。
「黒駒思いのままの記」←こちらも見てやってください。
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昨日の夜からどうも体調がおかしい。体温計をいれてみると37度。微熱。なんでしょうね。
インフルなら高熱だし風邪ならノドとか鼻にもくるだろうし。ただ昨日の昼食後から下痢が続いていて
これのせいかもしれないですね。ってことで今は部屋の中。昨日参拝した小浜の妙楽寺について書きます。
妙楽寺は高野山真言宗の寺院でその創建は養老3年(719)に遡るとされます。その古い歴史を証明するように
多くの寺宝を持つ古刹です。農村の奥に建つ古寺ですが文化財の宝庫です。
受付で拝観料(400円)を支払い本坊を過ぎると、やがて山門(仁王門)が見えます。
山門に入る前に小川が流れていて俗世との結界のような感じでしょうか。小川の流れる音が静寂な境内に聞こえ
わたり絶妙な雰囲気を醸し出しています。
江戸中期に再興された山門にはここが観音菩薩の聖域であることを表す「大悲閣」と書かれた大きな額がかかります。
左右には阿形吽形の仁王さんが立っていますが、こちらの仁王さんは大変痛ましいお姿でした。
全身の剥落も相当ですが、阿形は右手が欠損、吽形に至っては右顔面が欠損。仁王さんはどこのお寺でも
そうですが(法隆寺の国宝金剛力士像でさえも)あまり保護をしないので、吹きさらしの状態で寺の入り口を
守護しておられます。合掌。写真は阿形。
山門を通ると杉木立に挟まれた参道がありやがて本堂がみえます。
本堂は鎌倉時代の建立でこの地方最古の建造物で重要文化財です。桧皮葺きの優美なお堂です。
ご本尊は二十四面千手観音菩薩。九面とか十一面はよく聞きますが、二十四面というのは大変珍しい像形です。
平安時代の作である尊像は鎌倉時代作の厨子におさまり(いずれも重文)現在は常時開帳されていていつでも
その尊像を拝観できますが、以前は33年に1度しか開扉されない秘仏だったそうで、金箔が多く残ります。
写真は若狭観音霊場めぐりのパンフレットの表紙のご本尊
堂内にはご本尊の他にも平安時代の聖観音や不動明王、鎌倉時代の四天王像などが安置されていて
ご本尊の裏手にはかつてのお前立ちや50センチほどの可愛らしい二十八部衆などの像もあります。
また室町時代の年号の入った寄進札や江戸時代の絵馬などもかかり大変見ごたえのある堂内です。
境内には他にも薬師堂や地蔵堂などがあります。本堂と薬師堂。
平安時代作の地蔵菩薩を本尊とする地蔵堂。大変大きなお地蔵さんです。
慶長7年(1602)作の梵鐘と鐘楼。
このあとは神宮寺へ向かいます。
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リアルな白い鬼瓦でした
木彫りの様にも見えたのですが
制作されたのは万年くらいでしょうか
たしかに桧皮葺の屋根に鬼瓦があり、木彫り
ですね。気がつきませんでした。
本堂自体は鎌倉時代の建造らしいですが、
件の鬼瓦(木彫り)も当時のものなので
しょうか? 今度参拝した時に聞いてみます!