午前と午後の内容を入れ替えて実施しました。
9月15日(木)午前
第14回「芥川の水生昆虫を採取・観察してみよう」
講師:TKK自然観察会 代表 田口圭介さん 水グループ(2名)
場所:あくあぴあ芥川 多目的ホールと近くの芥川
芥川は高槻市内の中心部を流れる延長24㎞の動脈のような川でしかも淀川と繋がっているので大阪湾や琵琶湖の生きものも見られる豊かな条件がそろっている。芥川の概観と特徴(勾配、河川形態、流量、河床)の説明。


芥川に移動
気温32.5度 水温26.5度 水深5~10㎝
田口さんと水グループの方に採取の仕方とこつを教えていただき網とバケツを手に川に。



シロタニガワカゲロウ・キイロカワカゲロウ・コオニヤンマ・ダビドサナエ・ハグロトンボ・コシボソヤンマ・ヒゲナガカワトビゲラ・ヒラタドロムシ等25種を採取。
午後
第13回「芥川の水質と生物」
講師:TKK自然観察会 代表 田口圭介さん
場所:あくあぴあ芥川 多目的ホール
芥川の水質が50年前からその後高度成長期をむかえてどう変わってきたのか、家庭排水が川に入り込んでた時期の汚染状態、家庭用洗剤開発と社会的背景、西山川での発砲現象、水質(BOD)の経年変化等について。
芥川倶楽部活動内容(魚みちづくり、芥川クリーンアップ、特定外来植物ミズヒマワリ駆除、生物多様性講座の実施等)
水生昆虫とは一生の内ある時期を水中で過ごす昆虫のことです。
・水生昆虫の生活型
・芥川で出会える水生昆虫①シロタニガワカゲロウ②ヒゲナガカワトビゲラ③コオニヤンマ④ハグロトンボ⑤ヒラタドロムシ

顕微鏡で採取した水生昆虫の細部を観察する。
エラの位置や触角の形や長さ等の説明。




川の生きものから環境を知ることができる。
水質の指標生物、水質の評価法と判定の仕方を教えていただき底生生物観察結果は採取した水生昆虫の種類からBI=34となりあくあぴあ芥川前の芥川はきれいな水であることが分かりました。
ここ10年ヘビトンボやムカシトンボの姿を見られなくなっている。
水質はきれいになっても蛹期を過ごす環境や産卵する植物が減少したりして全体の環境が整わないと以前いた生きものには出会えないと学びました。
健全な川は山も健全、川を守ろうと思うと山を守らなくてはいけない。
子供達に川で水の生きものと遊ぶ面白さ、楽しさを体験させることが芥川の水辺環境を守り次世代に残すことにつながる。
水質汚染を起こさない暮らしを心がけることが重要です。
次回は9月29日(木)午前
雨天時10月7日(金)午前 津之江公園での活動実習です。