たかつき市民環境大学
第28回 北摂地域の地形と地質
講師 大阪市立自然史博物館 学芸課長代理 中条武司さん
会場 あくあぴあ芥川多目的ホール
朝から雪が散らつく中、今日は岩石のお話から始まりました。
岩石の種類については中学1年で習ったらしいのですが省略せずに教えていただき助かりました。ちなみに今年アイスランドで噴火してできた岩石は火山岩の中でも急に冷えて固まった流紋岩というそうです。
大阪は3方を山(北摂、生駒、金剛)に囲まれていますが、北摂の山を作っているのは2〜3億年前の岩石だそうです。
5500年前が縄文時代で 2000年前が弥生時代になります。
地震についてのお話には聴く側にも力が入ります。
そしてこの日本は複数のプレートの境界にあり、その内2つのプレートは毎年数センチずつ沈み込んでいるという。常に力を受けている日本は地震が多いというわけです。
地震については今年の元旦に能登半島地震が起きたばかり。今、地震について学べることは大変意味のあることだと改めて感じました。
様々な情報がありますが、私たちにできることは、地震のメカニズムを正しく理解して自身が住む地域の地形や地質を知りハザードマップを活用して減災に努めることだと学びました。難しいところもありますが、まずは高槻市のハザードマップを確認しておきたいと思いました。
第29回 河原の石から地質を知ろう
講師 大阪市立自然史博物館 学芸課長代理 中条武司さん
会場 あくあぴあ前の河川敷〜今城塚古墳
午後は芥川の河川敷で石の観察。石の仲間分け。
みんな下をみて真剣に石を選んでいます。
石の粒子の荒さ、筋や線の入り方、硬さ、色 などで石の種類を分けていくとどんな石なのかがわかってくるそうです。
砂岩と泥岩の違いもわかってきました。
その後、高槻に通っている有馬ー高槻断層の見学に向かい、断層の規模を確認して今城塚古墳まで歩いて講座終了となりました。
公園内ではフユザクラの花が可愛く咲いていました。
次回は今期最終回の講座となります。
2月8日 午前 第30回 環境活動の輪を広げる
講師 近畿大学社会学部 教授 久 隆浩 さん です。
午後 ワークショップ
以上