今日は一橋大学の田中一弘教授が渋沢栄一の「論語と算盤」についてお話しました。一橋大学も前身の商法講習所は渋沢栄一が設立に大きな力を発揮しました。渋沢栄一の精神は一橋大学に受け継がれているのか、難しいところですが経営倫理の講座など創って苦心しているようです。渋沢栄一は「論語と算盤」の中で「・・・論語というものと、算盤というものがある。これははなはだ不釣合で、大変に懸隔したものであるけれども、私は不断にこの算盤は論語によってできている、論語はまた算盤によって本当の富が活動されるものである、ゆえに論語と算盤は、甚だ遠くて甚だ近いものであると始終論じておるのである」と言っています。さて本当の富とは・・・。「論語と算盤」を現代に活かすには企業を構成する個人が自分の仕事における義を真剣に探求していくことが大切であると・・・。現代でも企業の不祥事は絶えません。コンプライアンス(法令順守)も大切ですが、まずは企業に所属する人が大切でしょう。論語を読む時間くらいつくりたいものです。
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